ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus中国人のおしゃれ感度が年々上がっている。化粧、髪形ともに気を使う人が増え、特に上海では若者は当然、高齢者でも感度が上がった。過去にいたような全身真っ赤な服の人を街で見かけることはほぼなくなった。グローバル化による均質化に加え「ここ数年は日本よりおしゃれな人が多くなった。何を着るかに気を使う」と日本人女性のアパレルメーカー代表兼デザイナーが言うほどの変化を感じる。
ADVERTISING
初夏になり、フード付きで頭から顔を覆うUV(紫外線)カットアウターを着用する姿も増えた。少し前ならラペルドジャケットやシャツを羽織っていた中高年男性も、こうしたスポーツ系アウターに変わった。
現地メディアでは、不景気の中でもメンズ市場には注目という記事を上げている。過去には「ペット消費に及ばない」と言われていたが、昨年11月の独身の日EC商戦「ダブルイレブン」ではメンズ消費が伸び、今後数年は更に増えると予想している。コスメ関連では男性専用の洗顔料、香水、肌クリームが最も人気のあるカテゴリーとなったようだ。
若い世代の経済力も上がり、自動車や時計、服だけでなく、趣味分野も活発化している。自転車や釣り、キャンプ、美容、健康といった上質なライフスタイル意識も高まっている。百貨店や商業施設で、メンズ専門館があっても面白い段階に入ったかもしれない。
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【繊研plus】の過去記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境
HAKATA NEWYORK PARIS