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繊研plus華東交易会、スピンエキスポ、インターテキスタイル、中国国際服装服飾博覧会(CHIC)といったアパレル関連展示会が上海で立て続けに開かれた。各展とも来場が活発で、先行き不透明な中で明るさが感じられるものだった。
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世界最大規模の素材展インターテキスタイルは、昨年3月展並みの混雑ぶり。バイヤー以外の視察者も一定数いたが、中国にあるほぼ全ての原料・素材・生地から売れる芽を探しに来るバイヤーの多さを実感した。ニット糸・生地展のスピンエキスポも、コロナ禍以降の約3年で今回が一番盛況だった。なぜ盛況かを主催者も説明しかねるようだったが、不況下だからこそ「原料・素材からの差別化」を求めての結果だろう。
アパレル・雑貨・ホームテキスタイル展の華東交易会は従来通りの3月開催に戻り、中国人、海外バイヤーともに来場が増えた。素材・生地展ほど混雑はしなかったが、製品展も今年からようやく復調といったところか。CHICもいつも以上に人が多く、情報を交わすリアルイベントへの熱望も伝わってきた。
中国の多くの産業・企業で業績が厳しいなか、アパレル産業には不況の波の到来が遅いのか、好不調企業が分かれる程度で済んでいる。もちろん、展示会の来場動向だけで下期は明るくなりそうなどと予断はできないが、「元気・活気」がアパレル産業には大事だ。
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