売り上げの中心となっている「ルーペインソール」
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plusシューズメーカー、リゲッタ(大阪市)のインソールが売れている。23年は約20万足と、前年の4倍以上を売り上げた。靴製造で培ったノウハウを生かしたインソールで、ホームセンター、ドラッグストアを中心に、販売先は1万店以上になった。
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同社はコロナ下、新たなビジネスとしてインソールの製造販売に力を入れてきた。コンセプトは、歩行時の負担を軽減する〝つかれどめ〟。
主力商品はハーフサイズの「ルーペインソール」(税込み1650円)とフルサイズの「ルーペインソールプラス」(1848円)。素材はTPR(サーモプラスチックラバー)で、足裏のすきまにフィットして体圧を分散させ、疲れにくくする。ほとんどの靴に対応でき、水洗いできる。21年夏から箱入りにし、機能を分かりやすくPRした効果も出ている。ワークマン向けの別注品は、ティックトックで約140万回再生されたという。
薄くて軽く、硬いのにしなる特殊新素材「カルヴォ」を使った高級ライン「バイン」もある。ハーフサイズ、フルサイズとも5980円。
販路はホームセンター、ドラッグストアが中心だが、大阪国際空港(伊丹空港)の売店、高速道路のサービスエリア、京都・伏見稲荷の土産物店など、旅行や観光関連店でも売れている。
今後靴専門店の販路も広げる。3月には、ルーペインソールで消臭機能付きの新製品を発売する。
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