「樹木との共生」を打ち出す資生堂のスキン&マインドブランド「バウム(BAUM)」が、愛媛県新居浜市、住友林業と三者協定を締結した。協定期間は2024年から10年間で、今年5月下旬から新居浜市に位置する「BAUMひのきの森」で植樹活動を開始。年間約600本のひのきを植え、下草刈りなどの保育を実施する。
バウムでは誕生以来、「樹木の恵みを受け取るだけではなく、自然に還していく」というブランドの哲学に基づいた活動として、樹木の恵みを活かしながら、健全な森林の育成・保全やサステナブルな循環を生み出すための取り組みを実施。商品の木製パーツのオーク材はカリモク家具と協業し、家具の製造過程で出る小さな木材をアップサイクルし再生利用した。住友林業とはブランド誕生時から協業し、「木」に関するトータルコーディネートの協力を得ている。バウム店頭でオークの苗木を育て、2021年から岩手県の「BAUMオークの森」で毎年600本の植樹活動を行っている。
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今回の協定によって、新居浜市有林内の面積2.10ヘクタールにわたるエリアを「BAUMひのきの森」と称し、植樹活動を実施。土地に自生する動物や環境に配慮した植樹活動および森づくりによって、自然なひのきの森の育成を目指す。店頭ではひのきの苗木を育て、同エリアに植樹する。
またブランドでは、主要スキンケアラインのリニューアルを予定。住友林業の協力を得て、特別提携する四国地方の豊かな森林で育てたひのき原木をチップ化し、ひのきチップから抽出・蒸留した「ひのき水」を新たな樹木由来成分としてリニューアル後の主要スキンケア5品に配合する。
「ひのき水」の精製・配合から、還元までの流れ
Image by: 資生堂
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