モードやジェンダーレスを切り口にした古着を提案する2人
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plusヒューマンフォーラム(京都市)の「スピンズ・ヴィンテージ」心斎橋オーパきれい館店は、インキュベーション機能を強化している。10月から店内に期間限定スペースを設け、12月には龍谷大学生2人による古着店「ニード」を開いた。
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ニードは、服好きな3年生の中村楓人さんと川上愛斗さんが22年に立ち上げた。23年から本格化し、ECを軸に期間限定店を出している。国内の古着倉庫でレディスを含めて商品をピックアップし、モード感やジェンダーレスな着こなしを強みにしている。
アートディレクターとして活動するタイドブルー(大阪府吹田市)の樋笠博克さんが、両店をマッチングし、期間限定店が実現した。中村さんと川上さんはSNSで発信して集客、期間の半ばで売上高は40万円を超えた。
購買層は男女とも20歳前後が多く、インバウンド(訪日外国人)の来店・購入も目立った。2人とも「常設の店を持つこと」が目標だ。
スピンズ・ヴィンテージは、年代物を含む豊富な古着を品揃えし、全国に6店を展開。期間限定スペースがあるのは心斎橋オーパきれい館店のみだ。「ティーンズの客層が多い『スピンズ』と違い、スピンズ・ヴィンテージは幅広い客層がターゲット。今後も個性の光る新興古着ショップを誘致し、両者で店の知名度をさらに広げていければ」と吉岡海斗店長は話す。
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