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繊研plus「3層のピラミッドから成るのでは」との言葉に、はっとした。ラフォーレ原宿のリーシングオペレーション担当者に、韓国系のテナントについて取材したときに出た言葉だ。レディスのマス市場を席巻する韓国トレンドの解像度が高まった瞬間だった。なるほど、韓国風のファッションを楽しむ層がトレンドを支えているのかもしれない。
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コロナ禍でKファッションの日本進出は止まったが勢力はどんどん増した。カギはデジタルだ。SNS上で瞬く間に韓国〝風〟ファッションが日本で広がった。話題を生み出し、発信する韓国の力を改めて考えさせられる。Kカルチャーへの関心の有無にかかわらず、一つのスタイルとして受け入れられた。
話は変わるが、ある日本ブランドの24年春夏展示会で、ディレクターが「私たちはお客様に何を提案したいのかを思い直した」と語った。誇れる商品を作っても、客に届かなければ。自分たちのスタイルや商品、信念を伝え、客の共感を得て初めて消費が動く。物作りと発信力があってこそ、市場は活性化する。
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