Image by: マザーハウス
「マザーハウス(Motherhouse)」が、バングラデシュの自社工場「マトリゴール」の工場長であるムハンマド アブドゥル アル マムンを日本法人の新取締役に選任したことを発表した。同社の取締役は、代表の山口絵理子以下5人体制となった。
マムンは、1981年バングラデシュ・ダッカ生まれ。1998年よりダッカ大学で皮革工学(Leather Engineering)を専攻し、2004年にバングラデシュ国内大手のバッグ工場に就職。その後、マザーハウス代表兼デザイナーの山口と出会って2008年にマザーハウスへ入社し、2017年から同社の自社工場 マトリゴールの工場長を務めている。今後は取締役と工場長の職務を兼任する。
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マトリゴールは、2008年にバングラデシュの首都ダッカ郊外に設立。「第2の家」をコンセプトに、従業員にとって安全・安心な工場を実現するべく、定期的なメディカルチェックをはじめとした福利厚生を充実するなど、世界に誇れる工場を目指して運営を行っている。同工場ではバングラデシュの名産であるジュートやレザーのバッグと革小物を生産しており、現在は約330人のスタッフが勤務している。
代表の山口はマムンの取締役就任について、「マムンを日本法人である株式会社マザーハウスの取締役にすることを、副社長の山崎と意思決定しました。それは100%、マムンの実績と貢献の結果です。300人を超えるスタッフをコロナ禍でも牽引し、新規開発を止めず、品質面でも改善を続け、全体として、財務的にも非常に優秀な工場経営をしてくれています。生産地から始まったブランドである私たちに、生産地のリーダーがボードメンバーとして入ることの意義、それが途上国におけるまた一つの夢になり得ると信じています」とコメント。生産現場のリーダーが経営の意思決定に加わることによって、製販一体の強みを活かす商品を提供し、理念の実現に向けてさらなる成長を目指すとしている。
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新取締役に就任した ムハンマド アブドゥル アル マムン
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バングラデシュの自社工場「マトリゴール」の様子
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