渋谷・桜丘地区再開発の施設Shibuya Sakura Stageが竣工、渋谷駅直結の住宅も導入予定

　東急不動産が参加組合員として参画し、渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合が推進する渋谷の大規模複合施設「Shibuya Sakura Stage（渋谷サクラステージ）」が予定通り11月30日に竣工し、その後順次開業することを発表した。また、店舗等がおおむね開業する2024年7月26日にまちびらきイベントを実施する。

　Shibuya Sakura Stageは、渋谷駅に隣接し、オフィスや商業施設、住宅整備する大規模複合施設。低層階には100店舗を超える面積が約1万5200平方メートルの商業施設を導入予定。竣工に伴って、桜丘エリアの課題であった「まちの分断」や渋谷の特徴でもある「谷地形」などを解決する歩行者ネットワークが整備され、回遊性とアクセスが向上。また緑あふれる広場や次世代型イベントスペースなどの開業により、多種多様なイベントが開催され、まちとして持続的なにぎわいを創出する。

　同施設では、TOPPAN 株式会社が運営を担い「カスタマーエクスペリエンスマネジメント(CXM)」を採用し、桜丘エリアに根付いている「趣味を楽しむ」というローカルカルチャーを守りつつ、最先端のトレンドやカルチャーを創出する。リアルとデジタルを掛け合わせた体験設計や、イベントとデジタルサイネージを組み合わせた多面的な情報発信、クリエイターとの接点づくりとコミュニティ創出、他施設のメディアと組み合わせた施策などで来訪理由や再来のきっかけを作り、ファンやコミュニティを増加させる「にぎわい循環型」の運営を行う。イベントスペース「BLOOM GATE」を起用するほか、新名所「しぶ S」を含む3つの広場を設置。イートクリエーターと東急不動産が開設した「日本食品総合研究所」によるクリエイティブ産業に関わる人やスタートアップに向けた起業支援施設「manoma」や、幅広い分野のクリエイターが集いイベントを開催する「404 NOT FOUND」を設置する。

　また、竣工を記念して「カンヌ 監督週間 in Tokio」レセプションパーティ（12月8日）、「SHIBUYA SAKURA GARAGE vol.1」（12月10日）、「バーチャルマーケット 2023 リアル in シブハラ」（12月16日〜12月17日）、「ディズニープラス 特別展示」（12月18日〜2024年1月8日）などのイベントを開催する。

■施設概要
事業名称：渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業
施行者：渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合
所在地：東京都渋谷区桜丘町 123 番ほか（地番）
施行面積：約2万6000平方メートル
竣工：2023年11月30日
街区：SHIBUYA サイド（A街区）／SAKURA サイド（B街区）／日本基督教団 中渋谷教会（C街区）
公式サイト