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繊研plus仕事では信頼関係が大切です。海外ブランドのディストリビューターとして日本でのビジネスを任うミッションにおいて、デザイナーやCEO(最高経営責任者)とのコミュニケーションは特に大切です。
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戦略ではなく仕事相手とは仲良くなりたいし、どんなライフスタイルなのか興味がある。相手もやりやすくなるせいか取引が長く続くことが多いです。
販売契約を結んでいる「パトゥ」を手掛けるギヨーム・アンリは、彼が「カルヴェン」を始めた駆け出しのころから大好きで、当初から買い付けていましたから、彼がパトゥをリブランディングするといううわさを聞いた時、自分が適役だと思いました。
そしてラブレターを書きました。「心からリスペクトしています。私に任せて」と。いろんな日本企業が手を挙げたそうですが、ギヨームやCEOが私を気に入ってくれ、LVMHファッション部門のシドニー・トレダノ代表の面談を経て契約が決まりました。
面白いのは、契約書の冒頭にキーパーソンの欄があったこと。私が事業から外れたら契約終了という内容です。こんな契約書は初めて。重責ですが素晴らしいチャンスをもらいました。
本当にアナログなアプローチだったけれど、心を込めて意思表示をしたかった。結局、ファッションって愛なのかなとやればやるほど思っています。
(イザ代表、グルッポタナカ副社長)
「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
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