ケリングは10月24日、2023年度第3四半期の決算を発表した。売上高は44億6400万ユーロ(7067億9761万円*)で、前年同期比13%減で着地した。
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会長兼最高経営責任者のフランソワ・アンリ・ピノーは、「困難なマクロ経済状況とラグジュアリー業界全体の需要の鈍化を超えて、第3四半期の収益実績の変化は、当社のブランドとその流通をさらに向上させるという当社の決定の影響を反映しています。先週のクリードの買収でにより、世界で最も著名なハイフレグランスブランドの一つが私たちの家族に加わり、美における私たちの野望を次のステージに押し上げました」と述べている。
主要ブランドの成績は以下の通り。「グッチ(GUCCI)」の売上高は22億1700万ユーロ(3510億2381万円*)で、前年同期比14%減だった。デビューコレクションが全世界で話題となった新ディレクターであるサバト・デ・サルノのクリエイティビティを最大限に生かすため、経営陣は引き続き「グッチ」の戦略に注力していくという。「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」の売上高は7億6800万ユーロ(1215億9959万円*)で、前年同期比16%減だった。メゾンは継続してウィメンズのプレタポルテで売上増加を追求していく。「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」の売上高は3億8100万ユーロ(603億2479万円*)で、前年同期比13%減だった。「ボッテガ・ヴェネタ」は2024年夏のショーが特に好評を博し、エクスクルーシブなメゾンの立ち位置をこれからも高めていく。
また今期は、2022年3月にケリングが買収したアイウェアブランド「マウイ ジム(Maui Jim)」の好成績が反映されており、アイウェア・コーポレート部門の売上高は3億3300万ユーロ(527億2482万円*)で前年同期比33%増と好調だった。
*1ユーロ=158円換算(10月29日時点)
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