コルテクリエイティブディレクターのピエール・コルテ氏
アシックスジャパンはビジネスシューズ「ランウォーク」で、仏高級靴ブランド「コルテ」との協業商品の販売を始めた。高いデザイン力とクラス感を誇るコルテと組み、ブランドイメージと認知度の向上を図る狙いだ。
ADVERTISING
商品についてコルテのクリエイティブディレクターのピエール・コルテ氏は、「日本のメーカーらしい、丁寧で機能的な商品。とても満足している」とし、「日本でコルテを知ってくれているコアな靴好き以外にも私たちの認知を広げられる」と手応えを語った。
商品企画を担当したアシックスのウォーキング統括部の西川雅俊氏は「ランウォークは高機能なビジネスシューズのニーズを満たしてきたが、ファッション性を打ち出しきれていなかった。この協業でブランドの情緒的価値、品格を高める狙い」と話す。
コルテがデザインをディレクションし、アシックスが国内の提携工場で生産した。コルテの代名詞の一つの、レザーに濃淡をつける独特な染め方も採用。「高度な商品作りを通して工場のレベルが格段に上がったのも収穫だ」(西川氏)。
商品は2型。革靴タイプの「ランウォークENピステ・クラシック244LX」(税込み9万3500円)は、前方にコルテの代表モデル「アルカ」のラストを採用し、後方の形とソールにはランウォークの機能的な仕様を取り入れ、エレガントさと利便性を両立させた。スニーカータイプの「ランウォークENピステ・ハイブリッド245LX」(8万2500円)は濃淡染めが目を引く高級感のある仕上がりだ。
アシックスランウォークギンザなどで販売しているほか、百貨店での期間限定店も出す。西川氏は「新たな客層にランウォークを知ってもらう機会になれば」とし、今後もコルテとの協業を続けたい考えだ。
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【繊研plus】の過去記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境