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繊研plus金をはじめジュエリー素材が高騰を続けているため、クリスマスに向けた小売り各社のMDに変化が表れている。商品単価が上がっても、価格に見合う納得感があれば購入が見込める自家需要向けに対し、ギフトは買い手が予算にシビアなため、工夫が求められる。
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「ヴァンドーム青山」では、18Kで作っていた価格帯で、10Kで作る商品も出した。「ギフト向けは予算ありきだが、あまり価格優先でボリュームを減らすと満足していただけない。よりデザインで見せたい、表現したい企画では、上げるものは多少上げてもちゃんとしたデザインにする」(ヴァンドームヤマダ)との思いからだ。
「スタージュエリー」は、手頃な価格でも量感とファッション性が出せるとして、一部でシルバー製を増やした。その上で「シルバーのネガティブイメージを払拭(ふっしょく)したい」と、シルバー925にプラチナ1000をメッキ。プラチナの色合いで見せ、変色や傷を防止している。
このほか、自家需要とギフトで企画を例年よりも明確に分けるケースもあり、ブランドとしての方向性が反映されるシーズンとなっている。
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