アールアンドデーの職人が常駐して相談を受け付けた
コンバースジャパンは、東京・原宿の直営店「ホワイトアトリエ・バイ・コンバース」で、シューズのリペアサービス「コンバースオフィシャルリペアサービス」の期間限定イベントを開催した。同サービスは通常、修理業務を担うアールアンドデーが運営するシューケア店のみで対応しているが、ブランドの直営店で打ち出すことでサービスの認知を広げる狙いだ。
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このサービスは、同社のサステイナブル(持続可能)な取り組みの一環として、革靴の修理事業に注力していたアールアンドデーと組んで20年に開始した。
修理内容は主にスニーカーのかかとのパーツ、ヒールパッチ、サイドテープの交換など。損傷が激しい物の修理や原型からかけ離れてしまうカスタムは受け付けない。アールアンドデーのシューケア店の専門スタッフが持ち込まれたシューズを見て、修理の可否やアドバイスをし、同社の本社で修理する。納期は通常3、4週間で、月間50~100件の修理を受けている。
課題はサービスの知名度だ。革靴の修理のついでにサービスを知って依頼する客が多く、コンバースのファンに十分に周知できていないのが現状だという。コンバースの顧客に直接アピールできる方法として、今回のイベントの開催に踏み切った。
会場は店舗の2階。アールアンドデーの職人が常駐し、通常のサービスと同じように受け付けた。修理事例のサンプルも展示し、仕上がりのイメージがしやすいよう工夫した。
メニューはヒールリペア(税込み4950~5500円)、サイドテープリペア(2200円)など。メニューにない細かい修理も場合によっては受け付けたほか、一部モデルはオールソール交換も可能。
アールアンドデー営業部の四垂和幸氏は「コンバースには限定モデルの愛好家や愛着を持って大切に使っているファンが多く、利用客からは感謝のメールや手紙が届くこともある。サステイナブルなだけでなく、ファンの信頼感を高める施策にもなる。将来的にはコンバースの直営店でも常時、サービスを提供できるようにしたい」考えだ。
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