資生堂 名誉会長 福原義春氏
Image by: 資生堂
資生堂創業者 福原有信氏の孫で同社の名誉会長の福原義春氏が、老衰のため8月30日に逝去した。享年92歳。
義春氏は資生堂創業者 福原家に生まれ、1953年に慶應義塾大学経済学部を卒業し、資生堂に入社。取締役外国部長や常務取締役、専務取締役などを務めた後、1987年に代表取締役社長に就任した。1997年から代表取締役会長を務め、2001年に名誉会長に就任した。日本化粧品工業連合会では1988年から2001年まで13年間にわたり会長を務め、日本化粧品産業の国際化にも貢献し、日本広告主協会会長なども歴任した。
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また、芸術・文化への造詣が深く、東京都写真美術館館長、東京藝術大学理事も経験。企業メセナ協議会の初代理事長に就任したほか、資生堂の企業文化誌「花椿」では、現代詩への造詣の深さを活かし、現代詩花椿賞の創設にも尽力した。文化経済学やメセナについて多数の著書を手掛けるなど、文化人としても活躍。
こうした長年の企業、文化への幅広い活動に対し、2002年に仏レジオン・ドヌール勲章グラントフィシエ章を受賞。2004年には旭日重光章を受勲した。
なお、通夜および葬儀は近親者のみで執り行った。後日「お別れの会」を開く予定。
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