オンワードホールディングスは7月6日に2024年2月期の第1四半期(2023年3月1日〜2023年5月31日)の決算を発表した。それによると主要数字は以下の通り。
ADVERTISING
・売上高:499億700万円(前年比+12.0%)
・営業利益:53億8000万円(前年比+168.3%)
・経常利益:48億6100万円(前年比+84.3%)
・親会社株主に帰属する四半期純利益:33億4800万円(前年比+83.6%)
本格的な回復を見せているが、コロナ禍以前の2019年第1四半期(2019年3月1日〜2019年5月31日)の主要数字は以下の通りだった。
・売上高:608億8200万円(前年比+6.6%)
・営業利益:35億5800万円(前年比−17.4%)
・経常利益:41億2800万円(前年比−22.3%)
・親会社株主に帰属する四半期純利益:21億4500万円(前年比−27.8%)
完全に復活したと見てよいだろう。主要ブランドの「23区」「五大陸」が好調を継続し、イージーオーダー服の「KASHIYAMA」を展開する(株)オンワードパーソナルでも高単価商品が好調なことに加えて、店舗リニューアルにより売り上げが大幅に増加したという。
こうした好調を踏まえて、同社は期初に予想した今期末の連結業績を大幅に上方修正した。
それによると:
・売上高:1850億円 → 1888億円
・営業利益:70億円 → 100億円
・経常利益:63億円 → 90億円
・親会社株主に帰属する当期純利益:40億円 → 50億円
・配当: 12円(前期)→16円(今期予想)
これをうけて、翌7月7日からは大量の買いが入り、7月6日の終値422円に対して64円高の486円で始まったが、その後買いが殺到してストップ高(値幅制限は80円でその日はこれ以上の株価は上がれない)の502円まで株価は急騰した。株価目標は600円ではなく1000円を目指せる業績推移だ。
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【セブツー】の過去記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境