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繊研plusローカル発のニュースが面白い。十数年前から地方の個店や縫製工場を取材してきたので、いつも意識はしているのだが、今まで以上に興味深い話題に出会う機会が増えてきた。ここ数年だけでも自分が取材した人たちは北海道から沖縄県まで様々な地域に存在する。
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沖縄発では、循環型社会の実現を目標とするフードリボンの話題。同社は、これまで廃棄されてきた未利用農業資源であるパイナップルの葉を有効活用した「ファーマーズテキスタイル」として国内外へ広げる計画。高品質な繊維を効率的に抽出できる世界初の技術を開発し、沖縄だけでなく、アジアでの本格的な量産を始動する。
数年前に沖縄に縫製工場を新設した東京・両国のサンプルと小ロット生産が主力の都市型工場を運営する江戸ヴァンスは「将来的に沖縄は日本の縫製業を次世代に継承する拠点になりうる」と期待を込める。
沖縄だけでもネタは尽きない。他の地方でも、地域資源を生かしたブランド作りやオープンイノベーションによる地元企業との商品開発など多彩な取り組みがあるはず。コロナ禍も落ち着いてきたので、今後は現地まで出向き、その地域の風土や文化も感じながら、珠玉のローカル発ニュースを掘り下げていきたい。その中から、グローバルに注目されるヒトやモノがたくさん出てくるだろう。
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