小松マテーレの「まてーれ」
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus小松マテーレの直営小売店「まてーれ」が6月21日、石川県の代表的な観光地の金沢ひがし茶屋街(東山)にオープンした。インバウンド(訪日外国人)需要も見込める同地で、土産物品や生活雑貨を販売し認知度を高める。合わせて自社ECへの誘導や国内主要都市への出店も視野に入れる。
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まてーれは、国の重要伝統的建造物群保存地区内に位置する4階建てを1棟借りする。1階が店舗で、面積は約33平方メートル。2、3階は子会社でユニフォームの製造販売などのインターリンク金沢のショールームと事務所、4階は商談スペースとして活用する。
オープン時に扱う商品は超軽量オーガンディ「天女の羽衣」を使ったストール(税込み2万2000円)や九谷焼の器と染色廃棄物をリサイクルした特殊素材「グリーンビズ」を組み合わせた火を使わない「香」(6600円)など四つの商品群。
まてーれは、同社の最終製品の製造販売を行う商品事業の拡大の一環だが、それ以上に期待しているのはブランディング効果。東山での成功事例を全国に広げると同時に越境ECなども通じて、世界を視野に販売とブランド訴求に注力する。
「まてーれは第1ステップ。第2ステップとして9月中~下旬をめどに東京・南青山にショールームを開く」(佐々木久衛社長)としている。
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