Image by: Clé de Peau Beauté
資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(Clé de Peau Beauté)」が特別アート展『クレ・ド・ポー ボーテ × レフィーク・アナドール AIアート展「肌の知性」細胞がもつ神秘の力』を、6月28日から7月2日まで東京ミッドタウン アトリウムで開催する。イスタンブール出身のメディアアーティストであるレフィーク・アナドール(Refik Anadol)氏とコラボレーションし、AIアート作品「UNSEEN INTELLIGENCE」を展示する。
クレ・ド・ポー ボーテは、「輝きつづける肌」の実現に向け1982年のブランド誕生から40年以上、人体の最小単位である”細胞”を追究し続け、2019年に「肌には知性がある」ことを解明した。今回、その「肌には知性がある」をテーマに、メディアアーティストのアナドール氏とコラボレーション。絵画、彫刻、ライブパフォーマンス、インスタレーションなどさまざまな作品を手掛けており、人工知能を駆使して描くダイナミックな空間デザインを得意とし、目に見えないプロセスをアートという表現で可視化しようとするレフィーク氏の試みに共鳴し、今回のアート展が実現した。
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コラボによって生まれた作品「UNSEEN INTELLIGENCE」は、アナドール氏が開発した世界最先端の生体AIアルゴリズムと、クレ・ド・ポー ボーテ研究所が見出したサイエンスデータを掛け合わせ、知性によって良い刺激と悪い刺激を受けた時の肌の細胞が見せる反応を、没入のあるアートで表現した。
アート展では、作品の解説を聴きながらアート鑑賞ができるオーディオガイドや、肌の知性に関する簡単な実験を体験できる「Feel of Skin Intelligence」コーナーを併設する。また、会場でクレ・ド・ポー ボーテ公式LINEを登録した人に、オリジナルポストカードと美容液「クレ・ド・ポー ボーテ ル・セラム(医薬部外品)」のパウチサンプルを配布する。さらにオリジナルスイーツなどの限定プレゼントも用意。ウェブ上でアート展を体験できるスペシャルページを後日公開する予定だ。
なお、ブランドのジャパンアンバサダーに宮沢りえが就任。アート展の開催に先駆けて行われた発表会に宮沢をはじめ、グローバルアンバサダーのダイアナ・シルバーズやエラ・バリンスカ、コラボ作品を制作したアナドール氏が出席した。宮沢はアート展のオディオガイドの音声も担当している。
また、初日にレフィーク氏や脳科学者の中野信子氏、クレ・ド・ポー ボーテ研究所所長の佐藤潔氏のトークショーを開催。アナドール氏は「東京のデータを活用し、桜をイメージしたカラーデザインにしました。用いたさまざまなデータの中には紫外線指数と公害レベルのデータもあります。光をモチーフに科学の力と人工知能を融合させたアートを描きました」と述べた。左右に飾られた2作品の違いについては「一つはネガティブなデータをポジティブに変換して癒やしを描き、もう一方は、細胞がネガティブなデータに対してどのように反応するかを表しました」と説明。また坂本龍一の楽曲から着想を得た会場音楽を採用しているという。
クレ・ド・ポー ボーテ研究所の佐藤氏は、「われわれは肌にも知性があるという研究結果を発表しています。レフィーク氏がそれを見事に表現してくれていて嬉しい。肌に良いものと悪いものが入った時の様子を感覚的に表現しているこの作品を通じて、私たちクレ・ド・ポー ボーテが何を目指しているのかを来場者の皆さんが受け取ってください」と語った。
脳科学者の中野氏は「知性の両面性が上手に描かれている作品だと思います」と印象を述べ、肌の知性に着目したクレ・ド・ポー ボーテの研究については「知性と聞くと脳を思い浮かべますが、呼吸器官や消化器官は脳ができる前からあるもので、体に必要かを独自に判断します。肌にも同様の機能が備わっているという視点は、思いつきそうで思いつかない発想で興味深いです」と目を輝かせた。
■「クレ・ド・ポー ボーテ×レフィーク・アナドール AIアート展「肌の知性」細胞がもつ神秘の力」概要
期間:6月28日(水)〜7月2日(日)
営業時間:11:00〜20:00(最終受付19:00)
場所:東京ミッドタウン アトリウム(東京都港区赤坂9-7-1)
参加費:無料
公式サイト
Image by: Clé de Peau Beauté
レフィーク・アナドール
中野信子
佐藤潔
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