東京都現代美術館でサム・フランシスの展覧会開催 横尾忠則の特集展示も
サム・フランシス(左から)《無題(SFP85-110)》《無題(SFP85-95)》《無題(SFP85-109)》1985 寄託(アサヒグループジャパン株式会社所蔵) MOTコレクション展示風景 撮影:柳場大
サム・フランシス(左から)《無題(SFP85-110)》《無題(SFP85-95)》《無題(SFP85-109)》1985 寄託(アサヒグループジャパン株式会社所蔵) MOTコレクション展示風景 撮影:柳場大
東京都現代美術館でサム・フランシスの展覧会開催 横尾忠則の特集展示も
サム・フランシス(左から)《無題(SFP85-110)》《無題(SFP85-95)》《無題(SFP85-109)》1985 寄託(アサヒグループジャパン株式会社所蔵) MOTコレクション展示風景 撮影:柳場大
東京都現代美術館が、「MOT コレクション」展として、1階でホンマタカシなど1980年代末以降の作品を集積した「被膜虚実」を、3階で横尾忠則の特集展示「横尾忠則―水のように」とサム・フランシス(Sam Francis)の生誕100年を記念した展覧会「生誕100年 サム・フランシス」を開催する。会期は7月15日から11月5日まで。
「MOT コレクション」展は、同館で所蔵されている約5700点の作品の中から、会期ごとに異なる切り口で行われる展覧会。戦後美術を中心に、近代から現代にわたる作品を通して、現代美術の持つ多様な魅力を発信している。
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「被膜虚実」では、同館に新たに収蔵された三上晴子の作品をはじめ、石原友明や平川典俊、ホンマタカシ、開発好明、加藤美佳、名和晃平、百瀬文、潘逸舟、トーマス・デマンド(Thomas Demand)、方力鈞などによる絵画、立体、写真、映像、インスタレーションといった多様な作品を時系列順に展示。約30年の間に生み出された作品を巡りながら、時間の経過やその背景、身体観の移ろいや生への眼差しに着目する。
横尾忠則の特別展では、絵画とグラフィック作品約70点を用意。1960年代から近年の作品まで、数々の作品に表れた「水」の表現の変化に注目し、同氏の作品の新たな魅力を探るという。また、横尾とゆかりのあるアーティストとして、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やトム・ウェッセルマン(Thomas Wesselmann)、デイヴィッド・ホックニー(David Hockney)、ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns)の作品も合わせて紹介する。サム・フランシスの展示では、巨大な絵画作品のシリーズが展示される。
■MOT コレクション「被膜虚実」「特集展示 横尾忠則―水のように」「生誕 100年 サム・フランシス」
会期:2023年7月15日(土)~11月5日(日)
休館日:月曜日(7月17日、9月18日、10月9日は開館)、7月18日、9月19日、10月10日
開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
観覧料:一般500円/大学生・専門学校生 400円/高校生・65歳以上 250 円/中学生以下無料(企画展のチケットでも鑑賞可能)
サム・フランシス(左から)《無題(SFP85-110)》《無題(SFP85-95)》《無題(SFP85-109)》1985 寄託(アサヒグループジャパン株式会社所蔵) MOTコレクション展示風景 撮影:柳場大
金氏徹平《White Discharge(建物のようにつみあげたもの#4)》 Photo: Eiji Ina
名和晃平《PixCell-Deer #17》2009 Photo: Nobutada OMOTE | Sandwich
百瀬文《I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U》2019
潘逸舟《帰る場所》2010
三上晴子 《スーツケース | World Membrane: Disposal Containers – Suitcases》《[スーツケース(黄)]》1992-93[部分] MOTコレクション展示風景 撮影:柳場大
石原友明《約束》1988 Photo: Norihiro Ueno
ホンマタカシ 《「TOKYO SUBURBIA 東京郊外」浦安マリナイースト21、千葉県》1995-1998
加藤美佳《カナリヤ》1999
千葉正也《タートルズ・ライフ#3》2013
横尾忠則《霊妙な得》2021
横尾忠則《暗夜行路 赤い闇から》2001
横尾忠則《シン・香港ナイト》2021/2022
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