サバゲーフィールドの「アソビバ」と共同で開発した
作業着スーツ発祥のボーダーレスウェアブランド「ダブリューダブリューエス」(WWS)を企画・販売するオアシスライフスタイルグループ(東京)は、メディアの製作、イベントや場の運営を手掛けるバケル(東京、小林肇代表)が運営するサバイバルゲーム(サバゲー)フィールド「アソビバ」と共同で、〝サバゲースーツ〟を開発した。パルコの購入型クラウドファンディング(CF)サイト「ブースター」で5月20日まで先行販売し、目標金額の30倍の600万円以上を受注するなど好評だ。
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サバイバルゲームは日本発祥のゲームで、競技人口は35万人以上と言われている。最近はスーツを着用して参加する〝スーツサバゲー〟が、アクション映画の登場人物やスパイになった気分が味わえると人気。しかし専用のスーツがなく、「何を買えばいいか分からない」との声が聞かれ、手持ちや市販のスーツだと、「収納力がなく、動きづらい」「汚れることが多く、使用後の手入れが面倒」などの問題があった。
今回は、同社とアソビバの「もっと気軽に、誰でもスーツサバゲーを楽しめるようにしたい」との思いから協業が実現。機能性の高いWWSをベースに、同ゲームの愛好者からも意見を求め、シンプルでスマートに見え、内側には多様な機能を備えたスーツを共同で開発した。
サバゲースーツは、同社の自社開発素材「アルティメックス」製で、高い伸縮性や耐久、防汚、撥水(はっすい)などの機能に優れ、ゲーム中の様々な体勢や動きにも対応可能。ジャケットの内側には、左右に財布や鍵など貴重品用のファスナー付きポケット、弾薬を入れる弾倉やペットボトルを固定するベルト、ゴーグルや手袋が入る大きなメッシュポケットを配した。パンツは内側にエアガンなどを収納してもきつくならないように、両脇に隠しゴム付き。家庭洗濯機で丸洗いでき、部屋干しでも3~4時間で乾き、しわになりにくく、仕事でも着用可能だ。
ジャケットの内側の収納機能や動きやすさが好評で600万円以上を受注
黒1色で、S~LLの4サイズあり、スーツ上下とアソビバで使えるフリー参加戦2000円割引券のセットで税込み3万1680円から、スーツとベストの3点に割引券のセットで4万480円から。商品は6月中旬に購入者に届ける予定だ。
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