アーティスト 桑田卓郎が手掛けるクラフトライン「く」と「シーエフシーエル(CFCL)」によるコラボレーション展示「く×CFCL」が、5月12日から⽇本橋アナーキー⽂化センターで開催される。開催前日の5月11日には、メディア向けにイベント会場内部が初公開となった。
同イベントは、岐⾩県・多治⾒市の⼯房で器のデザインの可能性を追求する「く」と3Dコンピューター・ニッティングの技術を用いて生産を行うシーエフシーエルがタッグを組み、⽇本の⼿仕事・モノづくりを世界に発信していくことを⽬的に開催。モデル名に「pottery(陶器)」を使うなどシーエフシーエルのモノづくりが陶芸と親和性が高いこと、元々デザイナーの高橋悠介が桑田のファンだったことから、高橋が桑田にオファーしコラボが実現した。
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Image by: FASHIONSNAP
会場では、「く」のインラインで展開されているカップのほか、シーエフシーエルとのコラボアイテムなどを展開。茶器を包む「仕覆(しふく)」から着想を得たバッグとカップのセット「FLUTED MINI BAG+CUP」(2万5300円)やコラボカップのデザインを落とし込んだニットウェア(2万5300〜5万9400円)、「く」のカップと色を合わせたコラボバッグ(2万3100〜2万5300円/全て税込)などをラインナップする。コラボアイテムのブランドタグや下げ札は、岐⾩県・多治⾒市の土から色素を抽出して染め上げたという。高橋は「コラボアイテムでは、ポップな色合いのTシャツやバッグなど、手に取りやすいアイテムを中心に展開している。これまでシーエフシーエルを買ったことがない方にも興味を持ってほしい」と話す。
そのほか、岐阜県で活動する加藤委、川端健太郎、⽥中陽⼦、林友加、村上雄⼀といった陶芸作家の作品の展示販売も実施。同プロジェクトと親和性の高い作家を桑田自身がキュレーションし、展示作品の選定までを担った。「細かなジャンルは違えど、伝統的な手法を知りつつ、現代的にアップデートしてモノづくりを行っている陶芸作家さんを呼ばせていただいた」と桑田。
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イベントのテーマは、「ファッションとアートのクロスオーバー」。シーエフシーエルと「く」それぞれのファンにファッション、アートの新たな魅力を伝えることを目標に掲げる。桑田は「NFTなど、リアル以外の場での創作物が増えてきている中で、改めてリアルな手仕事の素晴らしさを伝えるイベントになれば」とコメント。高橋は「陶器をはじめ、伝統を取り入れたクリエイティブな物が一つ生活の中にあるだけで日常が豊かになるが、それを伝えるのはファッションブランドのシーエフシーエルだけでは難しい。今回の桑田さんとのコラボを通じてこれまであまり馴染みがなかった方々にも日本のモノづくりを知ってもらうきっかけになれば」と語った。
■く×CFCL
会期:2023年5月12日(金)〜2023年5月25日(木)
会場:NACC/日本橋アナーキー文化センター
所在地:東京都中央区日本橋室町 1-6-2 日本橋室町 162 ビル 1階
営業時間:11:00〜19:00
電話番号:03-6262-3862
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