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繊研plus23~24年秋冬は、日常に落とし込む高級感のあるアイテムや“きちんと感”のあるスタイルが広がりそうだ。繊研新聞社が有力ショップを対象に今秋冬の「トレンドチェック・発注」状況をアンケート調査したところ、テーラードジャケットが強化アイテムで1位になった。トレンドテーマでは、テーラーリングを軸にしたエレガントなスタイル「マスキュリン&フェミニン」がトップだった。
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主な理由は、コロナ禍が落ち着き、以前の日常やイベントが本格的に復活したこと。「これまでのカジュアルでコンフォートなスタイリングではなく、きちんと感のあるジャケットやパンプスの動きが好調」(松屋)といった店頭での変化を受けて、品揃えに反映する。
エストネーションは「高揚感、高級感、高感度、脱平凡がスローガン。お客に寄り添うだけでなく、引き上げる見せ方でアフターコロナのあらゆるシーン、気分に対応していく」、ユナイテッドアローズは「これまでと比べて高いものであっても、それ相当の完成度のもの、心に響くもの、お客に届けたいと思うものは値段で境界線を張らずに買い付けていく」とする。
バーニーズニューヨークは「18K以上を使用したアイテムなど本物志向の需要が高まるなかで、存在感のあるコスチュームジュエリーが再燃の兆しにある」と見ている。そごう・西武は「価値のあるスペシャルなものを好む顧客を増やすために、コレクションのアイテムをしっかり揃える」という。
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