今春の開催ではリピート客が目立った
女性向けコンフォートシューズメーカー、アッソインターナショナル(大阪市)は今春、自社ブランド「ミスキョウコ」の移動販売を再開した。事前告知は前回訪れた人へのDMくらいだったが、リピート客が多く、想定以上の売り上げ、利益を確保し、ECへの誘導も順調だった。
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同社の移動販売はトレーラー型のショップで、サンプルを載せ、試し履きしてもらい、ECで買ってもらうスタイル。これまでアプローチできていなかった百貨店のない地域を対象に、きちんとした接客で対応する。 昨年秋、島根県雲南市で始めたところ、予想以上に来店があり、収益を上げる見通しが立った。ほとんどの人が会員登録したため、つながりもできた。
今春は4月8~11日に、雲南市のJR木次駅前のスーパーマーケット駐車場で開いた。売り上げは約70万円となり、約7割が前回購入した人だった。売り上げのうち、約4割がECで購入し、前回よりも大幅に誘導できた。
次回は場所を変え、5月18~20日に兵庫県三田市のガーデンショップで開く。三田市のオープンガーデン愛好家の集まり「三田グリーンネット」の協力を得て始めた靴「ガーデンストーリー・ミスキョウコ」があることも開催の理由とする。
現在は大阪本社から人を派遣し、芦田道生社長自ら運転して移動している。経費を下げ、効率的に運営するには、現地のスタッフに任せる必要があると考えている。トレーラーを現地で保管、現地スタッフによる接客という体制を今年中には整える。トレーラーの台数を増やすことも考えている。当面、運行地域は、百貨店のない西日本の日本海側とする。
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