BMWグループの子会社ロールス・ロイス・モーター・カーズは4月10日、東京にサテライトオフィスを開設したことを発表した。
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ロールス・ロイス・モーター・カーズが開設したこのオフィスは、シンガポールのアジア太平洋リージョナルオフィスを拡張したものであり、同社の事業における日本と韓国を含めたアジアの重要性が高まっていることが開設の背景にある。また今回、日本と韓国におけるコーポレートコミュニケーションのトップとして今村夕起氏がチームに新たに加わった。
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、現在、日本の6つの主要都市、東京、横浜、 名古屋、大阪、広島、福岡にショールームを展開している。また、2022年には東京ディーラーが、「グローバル・ ディーラー・オブ・ザ・イヤー」という名誉あるタイトルを初めて獲得した。さらに、ブランド初となる完全電気自動車「スペクター」が、今年6月に日本で初めて発表される予定となっている。
アジア太平洋リージョナル・ディレクターのアイリーン・ニッケインは次のように述べて いる。「この戦略的な東京オフィス開設により、日本と韓国という重要な市場において、 お客様、ディーラー、パートナーへのサポートをさらに強化することが可能になります。 若年化が進む顧客層がビジネスを牽引するという環境変化の中で、ロールス・ロイスは、 自動車からラグジュアリーへと完全に焦点をシフトさせています。初の完全電気自動車、スペクターの発売を控え、今年はこの地域にとって慌ただしくも エキサイティングな一年となるでしょう。スペクターへの期待値は非常に高く、既存のお客様から新しいお客様まで、非常に多くのご注文をいただいています。また、日本と韓国のショールームを最新のグローバル・スタンダードにアップデートし、オーナーシップ・サービス施設を拡張し、スペクターの支えとなる電気インフラを追加するとともに、現地語でのお客様サポートを充実させる予定です」。
ロールス・ロイス・モーター・カーズは2022年、同じく記録となっていた前年の5,586台を上回る、過去最高の年間販売台数計6,021台を達成した。1年間の販売台数が6,000台を 超えたのは、118年のロールス・ロイス・モーター・カーズ史上で初めてだ。また、日本と韓国においても需要は非常に高く、すでに2023年後半以降までの先行受注が確保されている。
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