キャスパーの公式サイトより
カナダの寝具小売会社スリープ カントリー(Sleep Country)は、アメリカの寝具ブランド「キャスパー(Casper)」を展開するCasper Sleepのカナダでの事業を買収すると発表した。買収額は2060万米ドル(約27億円)。
キャスパーは、2014年にアメリカのニューヨーク州で誕生。マットレスや枕などの寝具を販売するD2Cブランドとしてスタートし、製品を真空パックで圧縮して箱に梱包することで運搬性を高め、製品保証や返品、無料トライアルなどECの利便性を活かしたビジネスを構築した。2020年2月にはD2Cブランドとして初めてニューヨーク証券取引所に上場し話題を呼んだが、損失が増加したことにより黒字化を達成できず、プライベートエクイティファンドのDurational Capitalに買収され、わずか2年弱で非公開化が決まった。
ADVERTISING
スリープ カントリーは、Casper Sleepから今後4年間で累計450万米ドルのマーケティング移行手数料と、Casper Sleepの株式最大1%に変換できる3年間のワラントを取得する。また、転換社債への投資を併せて発表した。
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境
HAKATA NEWYORK PARIS