ロンシャン23年秋冬
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus仏「ロンシャン」は23年秋冬コレクションをパリ本社で発表した。まるで広大な緑の競馬場へ導くような演出で見せた。ジャン・キャスグランが革製品のメゾン、ロンシャンを創業したのは1948年のこと。今年で創業75周年となる。名の由来となったのが由緒あるロンシャン競馬場だ。創業者の孫にあたるクリエイティブディレクター、ソフィ・ドゥラフォンテーヌはメゾンの原点に立ち返り、フランスの文化としての優雅な競馬場を背景に、現代のパリジェンヌがここで過ごす日曜日をスポーティーでカジュアルシックな35ルックで描いた。
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そのエスプリとなるのは騎手、観客、馬主。市松模様のセーターやレギンスに斜めのストライプがアクセントのボンバージャケット、乗馬靴のようにレザーストラップでカスタマイズできるロンシャンホースが描かれたレインブーツのスタイリングは、騎手の躍動感を表す。
レースを彩る鮮やかなカラーリングの「ル・プリアージュ・カザック」、人気の「エピュレ」からは、双眼鏡ケース風モデルやMOF(仏国家最優秀職人章)のタイトルを持つ名匠と協業した枝編み細工の新作、また新コレクション「スマイル」を出すなど、バッグの世界を広げた。
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