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繊研plusレッグウェア主力企業は23年秋冬、基幹ブランドのタイツを値上げする。各社とも、原材料や資材価格の高騰、光熱費などエネルギーコスト、生産拠点の人件費の上昇などを主要因として挙げている。
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(壁田知佳子)
福助の基幹ブランド「満足」のタイツは約30年の歴史の中で初の値上げとなる。通常タイプ(40~110デニール)は税抜き600~1000円だったものが800~1200円、着圧タイプ(同)は600~1000円だったものが900~1200円となる。
アツギの「アスティーグ」のタイツは、7月出荷分から値上げする。主力商品の「暖」(40~110デニール)は700~900円だったものが、900~1100円となる。同タイツは11年の発売以来、企画のリニューアルに伴い何度か価格改定してきたが、値上げ幅は今回が最も大きくなる。
グンゼも「サブリナ」のタイツを「デニールやタイプによって100~200円値上げする」としている。
福助の満足は23年秋冬、フィット感の高い糸への変更、オリジナル保湿加工の付与、バックネームにデニール数を表記、植物由来の柔軟剤の使用など、着用感や利便性を高めるための改良を加えた。
各社とも、単なる値上げにとどめず商品の価値の高さを伝えながら、価格に見合った価値の提供に努めていく。
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