©Pennebaker Hegedus Films / Jane Balfour Service
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【2023年4月6日更新】予告編が公開。
フランスの映画監督 ジャン=リュック・ゴダールのアメリカでの映画撮影の様子を記録したドキュメンタリー映画「1PM-ワン・アメリカン・ムービー」が、4月22日から新宿K's cinemaなどで日本初公開される。
1PM-ワン・アメリカン・ムービーは、1968年に渡米したゴダールに、ダイレクトシネマの旗手であるリチャード・リーコック(Richard Leacock)とドン・アラン・ペネベイカー(Donn Alan Pennebaker)が密着。しかし、ゴダールが商業映画と決別したため編集段階で頓挫し、公開には至らず、幻の作品となっていた。
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今回初公開される本作は、ゴダールが放棄したフッテージをペネベイカーが繋ぎ合わせて製作。現実と虚構を掛け合わせようとするゴダールの目論見と、現実を未加工のまま提示しようとするドキュメンタリーの手法を楽しむことができ、ゴダールと著名人との談話や、アーティストによるパフォーマンスの記録映像などから、ゴダールのクリエイティブに迫る内容となっている。
また新宿K's cinemaでは、1967年に公開されたゴダールの問題作「中国女」を限定リバイバル上映するとともに、「中国女」を巡るゴダールのドキュメンタリー映画「ニューヨークの中国女」も初公開される。
ジャン=リュック・ゴダールは、1930年生まれ。「勝手にしやがれ」で注目を集め、独創的なカメラワークと大胆な編集技法で知られている。2022年9月に自殺幇助(ほうじょ)を受け、91歳で逝去した。
■1PM-ワン・アメリカン・ムービー
2023年4月22日(土)より新宿・K’s cinemaほか全国順次公開。
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