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繊研plus希少なモデルのスニーカーを苦労して手に入れて、履くのがもったいなくて何年も保管していたら、ソールが加水分解を起こして駄目になった。スニーカー好きにはよくあるエピソードと思う。
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“あるある”といえば先日、スニーカー好きで知られるお笑い芸人のレイザーラモンRGさんに取材で聞いた話は印象深かった。今までに400足くらい集めたらしいが、価格が3万円を超えると手は出さないと決めているのだそうだ。
限定品をプレミアム価格で買い続けると出費に歯止めが利かない。だから「抽選販売ではずれた」とか「自分のサイズがなかった」など「買うのをあきらめる理由も探す」という。
「商品の価値が上がるのは欲しい人が多いから。そこに商機があると見て業者が集まるのも資本主義なら当たり前でしょ」。それにどこまで付き合うか、ルールを定めておけば、必要以上に熱くなったり、他人をうらやんだりしなくて済むというわけだ。
一度も履かずに捨てる羽目になったあのスニーカーも定価の何倍にも値上がりしていたのを無理して買ったから、すぐに下ろせなかった。仮に履いていてもいずれぼろぼろになって寿命を迎えていただろう。RGさんは「スニーカーってはかない趣味」という。無理な買い方はせず、気楽に履いた方が楽しめるのだと教わった気がした。
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