東京・原宿の旗艦店。ディスプレーされたケースやストラップを組み合わせて楽しめる
ワーキングユニットジャパンの香港発バッグ・アクセサリーブランド「トポロジー」が売れている。22年夏のスマホショルダーブームと旗艦店出店の話題が重なり、22年(1~12月)の売上高は前年比3倍となった。23年は、期間限定店や実店舗の出店拡大などリアル体験の提供に注力し、売上高50%増を目指す。
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日本では18年にスタート。人気商品は、フランス人デザイナーがロッククライミングのロープから着想したスマートフォン用ストラップ(2800~6000円)だ。22年の販売本数は、ECと直営店合わせて月平均2万7000本だった。20~30代の女性を中心に支持されている。
ストラップはスマホだけでなくバッグに付け替えることもでき、長さも調整できる。都会的なファッションに合うよう、太さや色の種類も多く揃う。日々のスタイリングに合わせて色違いを購入するなど、複数買いする人も多いという。
22年7月、東京・原宿にオープンした初の旗艦店は唯一の実店舗だ。ストラップやスマホケース、ミニバッグなど、SKU(在庫最小管理単位)は1600以上ある。店舗では〝選ぶ楽しみ〟を来店価値として打ち出している。ここ数カ月はインバウンド(訪問外国人)の来店者も急増し、平日も混み合う。店舗の好調がオンラインストアにも波及し、新規客も増えている。
現在の売り上げは7割がオンラインストアだが、旗艦店の出店に手応えを感じ、23年は地方への出店拡大も計画している。ブランドとの協業や、組み合わせを体験できる期間限定店も積極的に出店する予定だ。
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