11社と連携して統一感のある世界を作り上げたファクトリーブランド
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)は「J∞QUALITY(Jクオリティー)・ファクトリーブランド・プロジェクト」で、1月に開かれたイタリアのメンズ見本市ピッティ・イマージネ・ウオモに初出展した。コロナ禍が落ち着いてきた欧州では出展者・来場者とも復調、「日本のブランドへの評価は高かった」と手応えを感じている。
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同プロジェクトは「Jクオリティー事業」に参加する11社と連携したファクトリーブランド。JAFICが支援パートナーとなり、デザイナーの中田優也氏がディレクションし、各企業の強みを引き出しながら統一感のある世界を作り上げた。
欧州の有力小売店のバイヤーをはじめ、メンズ業界で影響力のある人々が出展ブースを訪れ盛況だった。ドイツ・ベルリンのセレクトショップが「カットソーアイテムやニット、テーラードアイテムまで10型を発注したい」としたほか、製品事業を始めたイタリアの高級生地メーカーが日本の縫製工場の独自技術を評価し「協業したい」とするなど具体的な話も進んだ。
今回、フィレンツェの会場で商談し、世界の反応をじかに感じた参加者は「日本の技術を集結させたファクトリーブランドの海外販路開拓の可能性は大きい」と話した。
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