すべての生地をガウンに仕立て、製品に近いイメージで体感してもらった
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus丸井織物はオリジナルテキスタイルブランド「ノトクオリティー」の新たな提案として、全てのテキスタイルでガウン製品を制作し、体感してもらう展示会を開いた。初の試みだが、「来場者からも大変好評」で、手応えをつかんだ。
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「布を纏(まと)う会」と題し、既存取引先をメインターゲットに据えた。生地ハンガーではなくすべてガウン製品にすることで着心地を羽織って体感してもらい、これまで使ってもらったことのない品番も再発見してもらえるような場を意識した。
「ガウンにすることで気負わず羽織れ、用尺も大きいので服にした時の生地の雰囲気や軽さなども感じてもらえる。縫製部分が入ることで製品のイメージもしてもらいやすい」と見せ方や体感してもらう工夫を施した。比較対象として綿ガウンも用意し、合繊テキスタイルの防しわ性などもアピールした。
生機はいずれもポリエステル、ナイロンといった合繊で、繊度や目付け、組織のバリエーションを見せた。シャツ向けは白や紺、チノパン向けはベージュ、アウターはカーキやオリーブの単色で複数品番を並べた。
植物由来の剤をコーティングしたワックスコーティング加工など、同一生機で異なる加工を施したものも見せ、染め・風合い加工と組み合わせた完成テキスタイルの幅広いバリエーションを提案した。
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