一番人気のピンク。推し活にうれしい要素が詰まっている
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plusバーンデストローズジャパンリミテッドの「ウィルセレクション」で、オケージョン向けに作ったシフォンドレスが〝推し活〟用のワードローブとして売れている。とっておきの日に着たいと思える可愛らしいデザインに加えて、約20色あるカラーバリエーションが推しのメンバーカラーに合わせて選べると好評だ。年間で約3000着販売した。
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オケージョン向けのドレスが動き始めたのは21年の夏ごろから。コロナ禍が落ち着いてきて、結婚式や式典とともにライブをはじめとしたリアルイベントが再開したことが背景にある。オケージョンラインはもともと強く、肌見せが控えめで上品なデザインやアイコンのリボンをあしらったフェミニンなものまで豊富にあった。このアイテムは比較的シンプルだが、「推し活にうれしい」要素が偶然詰まっており、〝ライブ着〟としての需要をつかんだ。
可愛らしいデザインはもちろんだが、「少しでもすてきに見られたい」思いをかなえるスタイルアップして見えるシルエット、長時間立ちっぱなしでも軽くて楽な点が支持されている。
人気を受けて色を増やしたところ、「推しのメンバーカラーを選べる」「友達とお揃いで着られる」とさらに売れるように。これまでに約20色を出し、一番人気はピンク。デイリーでも着やすい、ほどよいドレスアップ感も受けた。税込み1万4960円。
主要顧客の年齢は27歳だが、40~50代など幅広い層に広がっている。
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