CONVERSE オリジナル チャックテイラー
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F:「コンバース(CONVERSE)」のチャックテイラー(CHUCK TAYLOR)のオリジナルですか。
森田:チャックテイラーが好きでずっと履いているんですが、いつも履いているのはCT70で。
F:家にあがらせていただいた際、玄関にチャックテイラーが大量に並んでいて気になっていました(笑)。
森田:僕の家の玄関はコンバース社の宅飲みが開かれてるみたいになっているんですけど、あれはほとんどCT70で。今年はようやく1970年代のものが買えました。これも僕が高校生のときは1万5000円くらいでデットストックが売られていたんですけど、今じゃその値段はあり得ないですからね。
F:どこで購入したんですか?
森田:三重県の「kbs_vintage」というところです。元々古着屋さんをやっていた人がコレクションを家やガレージに並べていて、購入もできるお店というかギャラリーというか、っていうような場所なんですけど。インスタグラムで見つけて連絡してみたら、YouTubeの撮影もさせてもらえるとのことだったので、撮影も兼ねて行ったらこれがありました。
F:売っていたチャックテイラーは1色だけですか?
森田:何色かあったんですけど、古着好きとしてはやっぱりカラシ色かなと。ちょっと汚れはあるんですけど、ほとんどデッドストックの状態です。
F:9はマイサイズ?
森田:足のサイズはもう少し小さいんですが、コンバースは9を一番買っていますね。若干大きめを履いて、紐をギュッと縛りたい、というこだわりがあります。
F:まだ履いていないようですが、履く予定はあるんですか?
森田:毎日いつ履こうかと考えているんですけど、その日の予定や天気予報を見て「まだやめておこう」となるのが連続でまだ履けていないんです。座敷の店にご飯を食べに行って、パクられたらどうしようとか考えちゃって。でも年内中には下ろしたいなと考えています。
F:コンバースはワンスターやジャックスターなど別のモデルも履きますか?
森田:履きますよ。チャックテイラー、ジャックパーセル、ワンスター、ジャックスターとか。「アメトーーク!」でスニーカー芸人ってありますけど、僕は「真のスニーカー芸人はローテクでしょ」と思っているんです。
F:では「アディダス(adidas)」だとスーパースターやスタンスミスが好き?
森田:アディダスだとキャンパスとスーパースターが好きですね。定番ものが好きなんですけど、やっぱりデザイン性が圧倒的に良いんですよ。なので、定番を結構買ってしまう癖があります。
F:ちなみにジャパンコンバースのアイテムも買いますか?
森田:紫色はジャパンコンバースで買うことが多いです。CT70の紫は色味が少し違う気がしていて、ジャパンコンバースの紫はちょっと深めの紫で好きなんですよ。なので、まだ履いていないんですけど「コンバース アディクト(CONVERSE ADDICT)」のオールスターとコーチは持っています。
F:買うのはハイカットが多いですか?
森田:ハイカットは面倒臭いから履きたくなかったんですけど、ネットでハイカットでも楽に着脱できるゴムの紐を見つけてからは気兼ねなくハイカットを買うようになりました。
The BeatlesのロングスリーブTシャツ
F:これもVCM VINTAGE MARKETで購入したものですよね。
森田:はい。季節的にロンTを探していた時期でもありますし、やっぱりこのビートルズ(The Beatles)のプリントに惹かれましたね。
F:ビートルズが好きなんですか?
森田:僕は結構バンドTを買うことが多いんですけど、音楽に詳しくないんですよ。音楽フェスとかで音楽好きに刺さるように選んでいて、「森田アレ着てるやん!」って思われたくて買っているというか。そんな僕でもビートルズは、弟が聞いてたからある程度知っているんですよ。だから買うことにまだ躊躇せず買えるのがビートルズのアイテムなんです。
F:では、バンドTを着ているけれど、そのバンドについて聞かれたら困るんですね。
森田:全然わからないですから。洋楽を聞くという文化で育っていないので、ほとんど知らない。だから、レッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)とかもロゴの格好良さで買ったりしています。
F:逆に服を買ってから、そのアーティストを聞くようになったことは?
森田:それもほとんどないですね。スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)は、昔アメ村で買った流れからちょっと聴きましたけど、それでもアルバム2枚くらいですし。
F:持っているバンドTで一番多いバンドは?
森田:ビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)です。ビースティ・ボーイズは狂ったように集めていて。見ますか?
F:見たいです。
森田:まずは割と有名なTシャツがいくつかあって。
森田:ここからがやばいんですけど、同じグラフィックのリンガーTが4枚。グラフィックの位置が胸元とか真ん中とか微妙に違うんですけど、僕も流石にこれだけ買うのは馬鹿やなって思っていますよ。
F:これは狂ったように集めていますね(笑)。このグラフィックはアルバム「ILL COMMUNICATION」のものですね。
森田:高校生のときにアメリカ製の空手や忍者のTシャツが好きだったんです。アメリカ人がイメージした空手や忍者なので、日本人から見たらちょっと違和感があるんですけど、そこが面白くて。そんな時に古着屋でこのリンガーTを見つけて「めっちゃ格好良い!」ってなったんですよ。
森田:「BEASTIE」と書いてあるんですけど、カタカナの「タモタロ」にも見える感じ。当時はビースティ・ボーイズのアイテムって知らなかったんですけど、大人になってから判明して見つけたら買ってしまうアイテムです。
オーダーメイドのレジンテーブル
森田:オーダーメイドで作ってもらったレジンテーブルです。
F:先ほど話にあったナイキの“風車ロゴ”や“デカロゴ”をはじめ、色々なブランドのロゴが入っていますね。
森田:僕の青春や、好きなものを詰め込みました。「ザ・ブルーハーツ(THE BLUE HEARTS)」「ザ・ハイロウズ(THE HIGH-LOWS)」「ザ・クロマニヨンズ(THE CRO-MAGNONS)」のCD。スケート系の「インディペンデント(INDEPENDENT)」「サンタクルーズ(SANTA CRUZ)」「パルエル(POWELL)」「シュプリーム(Supreme)」「ヴァンズ(VANS)」「スラッシャー(Thrasher)」のステッカー。アウトドアも好きなので、「パタゴニア(Patagonia)」「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「グレゴリー(GREGORY)」「カブー(KAVU)」のステッカーとか。アメカジのワッペンだけはミスって、濡れてるみたいな見た目になっちゃったんですけど、初めて作ったやつやし、これもまあ良いかなって。
F:どこで作ったんですか?
森田:埼玉にいる趣味でレジンテーブルを作っている方に作ってもらいました。先輩のタケトさんがYouTubeでレジンテーブルを作っていて、めっちゃ格好良いなと思って紹介してもらって。
F:引っ越したのは今年でしたっけ?
森田:去年の年末です。引っ越したのもありますし、リモートの仕事も多かったので、リモートのときに使えるテーブルが欲しかったんですよね。これを作った後に、個室に置いているレジンテーブルも作ってもらいました。
「スウィッチ(switch)」の椅子を使っているんですけど、純喫茶にありそうな色味で、この一角が部屋の中でも気に入っているんですよね。
F:では、基本的に作業するのはこの一角ですか?
森田:そうですね。リモートもそうですし、ネタを考えるのもこの机です。
F:ちなみに、YouTubeの企画も人気ですが、企画を考えてからどれくらいのペースで撮影しているんですか?
森田:まちまちですけど、早いやつは考えてから1時間後くらいです。長期企画以外は基本的に自転車操業なので、来週の内容が決まっていないことがほとんどですね。
今年を振り返って
F:今年の買い物を振り返ってみていかがでしたか?
森田:購入品で服は6〜7割くらいですかね。去年の年末に引っ越したこともあって、ソファや家具も買ったので。
F:では、例年はもっと服の割合が高い?
森田:そうですね。去年、一昨年は買い物の8割くらいが服でしたね。
F:傾向としてはどういったアイテムが多かったですか?
森田:「青春時代を取り戻せ」じゃないですけど、昔に憧れていたアイテムが多かったです。指を加えて買えずに見ていたものが、今やっと買えるようになったので。
F:東京のよく行くお店は聞きましたが、出身地の大阪でも服屋は回りますか?
森田:帰った時に時間があったら、アメ村の「メッカ(mecca)」には絶対に行きます。「森田さんのためにこれ置いときましたよ!」って、良い感じのリバースウィーブとかを出してくれるのでそれを買うことが多いですね。
メッカの店長さんも、僕がブーンとかを読んでた時によく載っていたんですよ。当時もよくお店には行っていたんですけど、店長さんが怖くてビビりながら買い物していました。それで、大人になってから行ったら、その怖かった店長さんが「森田さんですよね?」って話かけてくれて。お笑いがめっちゃ好きな方で、大阪のライブはチケットを取って来てくれたり、アメリカの買い付けのときは僕らのラジオを流しながら車を運転してるって言ってくれてて、めちゃめちゃ嬉しかったです。
F:今、狙っているアイテムはありますか?
森田:「ワイルド シングス(WILD THINGS)」のデナリジャケットは気になっています。プリマロフトで暖かそうですし。ここ2年くらいザ・ノース・フェイスのダウンが冬を助けてくれているんですけど、気分を変えたい気持ちもあって。
ワイルドシングスって僕らの青春時代に突如大流行りしたときがあって、懐かしさがあるんですよ。当時はパタゴニアとかの方が格好良いなと思っていたので着ていなかったんですけど、大人になって見ると凄く格好良いなと思えて。メルカリで探したら7万5000円くらいだったので、ちょっと高いかなって悩み中です。
F:では、来年も青春時代の憧れの物を買うことが多くなりそうですね。
森田:そうですね。あと、今ずっとメルカリのお気に入りに入れているのは、1993年の“ドーハの悲劇”のときの日本代表のユニフォームとジャージ。たぶんプライベートでは着ないと思うんですけど、テレビ収録やロケの時に着たら良いかなと。実は“ドーハの悲劇”の1年前の1992年のユニフォームも格好良くて、肩に白くて太い3本ラインが入っているんですけど、それも悩んでいます。
F:良いですね。それこそ今年のカタールワールドカップでは、「ドーハを悲劇から歓喜の地へ」と日本代表が躍動しましたし。
森田:確かに。そんなん言われたら余計に欲しくなってきました。オリジナルを買うか、10年くらい前に一度復刻されたものか、どっちを買うかというのも迷いどころで。でもせっかくやったらオリジナルかなぁ。
F:着た姿を拝見できるのを楽しみにしています!ちなみに相方の東ブクロさんは「シーイー(C.E)」を溺愛していますが、服の話をすることはありますか?
森田:シーイーの前は「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」をずっと着ていたんで、ヒステリックグラマー着るの辞めたんやとかは話しますけど、ヴィンテージの話はブクロには響かないんでしないですね。ブクロは流行りものというか、モテればなんでも良いと思っているタイプなので。
森田哲矢
さらば青春の光
1981年大阪生まれ。2008年に相方の東ブクロとさらば青春の光を結成。2013年には個人事務所「株式会社ザ・森東」を立ち上げ、代表取締役社長に就任。「キングオブコント」では6回の決勝進出記録を持ち、2012年に準優勝を果たした。
【2022年ベストバイ】
・ユナイテッドアローズ 栗野宏文が今年買って良かったモノ
・アトモス創設者 本明秀文が今年買って良かったモノ
・シスター 長尾悠美が今年買って良かったモノ
・ファッションエディター 大平かりんが今年買って良かったモノ
・“インスタグランマ”内藤朝美が今年買って良かったモノ
・GR8久保光博が今年買って良かったモノ
・元GQ編集長 鈴木正文が今年買って良かったモノ
・さらば青春の光 森田哲矢が今年買って良かったモノ
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