今年のお買い物を振り返る「2022年ベストバイ」。5人目は、クラシックカー専門店「ナイトーオートエンジニアリング(Naito Auto Engineering)」の副会長であり、“インスタグランマ”として国内外から注目される内藤朝美さん。今回は、普段ヘアメイクやスタイリングを担当している娘のさおりさんも同席し、朝美さんのスタイルについて語ってくれました。内藤朝美さんが2022年に買って良かったモノ10点。
目次
ADVERTISING
LOEWE ラバー グルカサンダル
FASHIONSNAP(以下、F):ベストバイ1品目は「LOEWE(ロエベ)」のグルカサンダル。イビサ島の解放感と自由をテーマにしたカプセルコレクション「パウラズイビザ」から登場したものですね。
内藤朝美(以下、朝美):これは夏ならではの色。私、自分では意識していないんですけど、なぜかいつもオレンジに惹かれるんですよね。お洋服でも差し色としてスタイリングのワンポイントに取り入れることが多いです。
F:ポップな色合いですね。今日羽織っていたコートも鮮やかなピンクで、とてもお似合いでした。
朝美:子どもの頃から赤やピンクの似合うおばあちゃんになりたいと思っていたら、まさに今そんな年齢になっちゃいました(笑)。
F:こちらは7cmのプラットフォームサンダルですが、履き心地はいかがですか?
朝美:こういうラバー素材のものってツルツルして履きづらそうに見えるじゃない? でもフラットだと足にピタッとして滑らない。手で持ってみると重いんですけど、履いた感じは軽いし、ストラップも全然痛くないんです。ソールにちゃんと「LOEWE」のロゴが型押しされているのも素敵。私は足が短いから厚底が欠かせないんです(笑)。
F:そういえば「プラダ(PRADA)」の厚底ブーツも愛用されていますよね?
朝美:そうなのよ、あれは娘が「ママ、本当に素敵だから履いて」って買ってくれて。最初「こんなゴツいの絶対無理でしょ」と思ったのに、履いてみたらすごく素敵で。親子だから、私の好きなものやコンプレックスを分かってくれるので楽です(笑)。
内藤さおり(以下、さおり):私にとっては母がモデルさんみたいな感じ。今は家業を継いでいますが、もともとスタイリスト志望だったので「着せたい欲」みたいなものがあるんだと思います。私が子どもの頃は、母はずっとシンプルでベーシックなものしか着ていなかったんですよ。
Rick Owens ストラップ付きウォレット
F:次は「リック・オウエンス(Rick Owens)」のストラップ付きウォレット。人気の型ですが、これはクリスタルの装飾が華やかですね。
朝美:スワロフスキーとか、こういうキラキラするものが大好き。これは財布というより、ほとんどアクセサリーとして使っています。メンズアイテムなんですけど、今はジェンダーレスの時代なので「メンズはこういう物の方が売れるんです」ってお店の方がおっしゃってました。
F:リック・オウエンスはいつからお好きなんですか?
朝美:25年くらい前にリック・オウエンスのバイカージャケットを娘が買ってくれて。後ろがテールになっているデザインが素敵で、それをずっと着ていたのよね。それからのお付き合いなんです。
さおり:ある時、私が仕事でイタリアに行くときにリック・オウエンスご本人と飛行機が一緒だったんです。「母が大ファンなので」って写真を見せて話しかけたら、本当に色々と話してくださって。自分で各工場をすべて回って、どんなふうに縫製されているかチェックしているっておっしゃっていました。物作りに対する丁寧さが素晴らしいですね。
朝美:ハードなブランドイメージがあるので、全身バリバリのロッカーみたいに着こなす方もいれば、ポイントで取り入れる人もいますよね。私なんかは後者だと思うんですけど、本当によくデザインされているものが多いなーと実感します。
F:ロッカーといえば朝美さんはYOSHIKIさんがお好きなんですよね?
朝美:本当に大好きでねえ(笑)ディナーショーに何回行ったかしらね。型破りなところもあって、本当に素敵。
F:そこは朝美さんにも通じるところがありますね(笑)。
The Row ジャケット
F:続いてはジャケットです。「ザ・ロウ(The Row)」といえば、海外ドラマ「フルハウス」に出演していたいたアシュリー(Ashley Olsen)&メアリー・ケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)が手掛けている人気ブランドですね。
朝美:もうこれは一目惚れ! この下にクリーム系のシルクパンツやスカートを合わせたりしたいなと思って購入しました。
F:エレガントなラップジャケットで、とろんとした質感と光沢感も素敵です。朝美さんは今日のブーツもザ・ロウですね。
さおり:元々、ザ・ロウは私が大好きなブランドで、母は「なんであなたはそんな地味なものばかり着るの?」って批判的だったんです。でも私が着ていると「それ、いいわね」って全部横から取られていった(笑)。
朝美:セーターもすごく素敵で、ショールカラーのベージュのを持っています。シンプルなのにシルエットが美しいんですよね。
さおり:母は派手好きで突拍子もないものを持っていると皆さん思われるようなんですけど、一つ一つは意外にシンプルというか。クラシックなものも多いんです。
朝美:インスタの「いいね」の反応を見ていると「クラシックなマダム」っていう感じのスタイルが皆さんお好きみたい。日本の方と海外の方で、お好みはまったく分かれます。そういうのは見ていて面白いですね。
次のページは>>
ADVERTISING
PAST ARTICLES
【買ったモノ】の過去記事
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境