RIck Owens、PRADA、STELLA McCARTNEY、LOUIS VUITTON
パンデミックによりコレクション発表の形式が変化している中、2022-23年秋冬コレクションは多くのブランドがフィジカルでショーを開催。コロナ後の新たな時代を彩るトレンドも見え始めている。店頭が新シーズンを迎える前に、秋冬コレクションのトレンドスタイルをチェック。6つ目の注目キーワードは、プロポーションを再構築する「ビッグアウター」。
メゾンの高度なテーラリングテクニックにより生み出される「変化球アウター」が、先シーズンから継続して登場。力強いショルダーラインや長い袖丈、アップサイズのブカッとしたシルエットが斬新だ。今シーズンは、90年代調の肩パッドやドロップショルダーなど、様々なスタイルが提案されている。
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巨大化したスーツやジャケット
・力強いスクエアシルエット:プラダ
スクエアシルエットのスーツやレザージャケットを提案したのは「プラダ(PRADA)」。ショルダーラインをしっかりと作り、袖もほとんど手を覆い隠すほどの長さに。シアーなペンシルスカートやポインテッドトゥのヒールが、フェミニンさをプラスする。
PRADA
現代アートをシャープに着こなす
・フランク ステラのスピリットを感じて:ステラ マッカートニー
アメリカを代表する現代アーティスト、フランク ステラ(Frank Stella)からインスパイアされたという「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」。彫刻的なアウターは、フランクの絵画作品を思わせるジオメトリックなパターンが、シャープな印象を醸し出す。パワーショルダーもさらりと着こなして。
幻想的な世界にいざなう
・変幻自在なフォルムで魅了:リック・オウエンス
ドイツの芸術家ヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys)が着用した服からインスパイアされたという「リック・オウエンス(Rick Owens)」は、霧の立ち込める会場でショーを開催。ガラス由来のリフレクター素材を取り入れた服が、淡く光を反射した。肩や首周りを膨らませたアウターが幻想的なムードを加速する。
絶妙なサイズ感とニュアンス
・ジャストサイズじゃつまらない:ルイ・ヴィトン、ミュウミュウ、バレンシアガ、ドルチェ&ガッバーナ、ヴェルサーチェ、ピーター ドゥ
まるで父親のジャケットを借りたようなサイズ感のルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や、クラシックな素材使いの「ミュウミュウ(MIU MIU)」、XLサイズが特徴的な「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のルックも今季を象徴。また、90年代を思わせる「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」や「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のビッグショルダーもパワフルな印象だ。「ピーター ドゥ(PETER DO)」は、仕付け糸がついているかのようなディテールに遊び心を感じさせる。
LOUIS VUITTON
2022-23年秋冬コレクショントレンド特集
01: スパイシーな「見せブラ・コルセット」
02: リュクスな「進化系ライダース」
03: 「ネオンカラー」でパワーチャージ
04: レギンス感覚の「限界突破ブーツ」
05: 色使いも快活な「ウルトラスポーティ」
06: プロポーションを再構築する「ビッグアウター」
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