ELIE SAAB、DIOR、LOUIS VUITTON、GUCCI、TORY BURCH
パンデミックによりコレクション発表の形式が変化している中、2022-23年秋冬コレクションは多くのブランドがフィジカルでショーを開催。コロナ後の新たな時代を彩るトレンドも見え始めている。店頭が新シーズンを迎える前に、秋冬コレクションのトレンドスタイルをチェック。5つ目の注目キーワードは、色使いも快活な「ウルトラスポーティ」。
スポーツウェアのレファレンスを押し出したアイテムが、秋冬シーズンのトレンドを牽引。「グッチ×アディダス」といったスポーツブランドとの協業を含め、原色使いが目を引くアクティブな装いが多く登場した。フェミニンなアイテムとの意外性のあるコーディネートも、今季らしいポイントだ。
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若さ溢れるラガーシャツ
・あえて正反対なアイテムとスタイリング:ルイ・ヴィトン
若者たちからインスパイアされたという「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、既成概念にとらわれないスタイルを提案。ビッグサイズのラガーシャツにシフォンドレスを合わせたルックは、特にアイコニック。あえて対照的なアイテムをコーディネートし、純粋で自由な若者たちのスピリットを表現した。
ロゴやラインを大胆に取り入れて
・スポーツウェアの要素をポップに昇華:グッチ×アディダス、ディオール
「グッチ(GUCCI)」は、「アディダス(adidas)」のアイコンである三本線や三つ葉の「トレフォイル」をデザインに取り込んだカラフルなルックを提案。「ディオール(DIOR)」は、スポーツウェアやワークウェアからインスパイアされたコレクション。「New Look」「1947」といったメゾンの創業年にまつわるキーワードをロゴであしらった。
キーカラーは赤、青、緑
・エネルギッシュな色使い:トリーバーチ、ミュウミュウ、エリー サーブ
ニューヨークの街から着想を得た「トリー バーチ(TORY BURCH)」は、ポップカラーを取り入れたマニッシュなスタイルを提案した。先シーズンに引き続き、Y2Kを思わせるマイクロミニスカートが話題をさらった「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、テニスウェア風のポロシャツをクロップ丈で提案。「エリー サーブ(ELIE SAAB)」は、フーディとロングスカートをアクティブなグリーンでマッチさせた。
TORY BURCH
シンプルなタンクトップを主役に
・インナーにしておくにはもったいない:プラダ
「プラダ(PRADA)」は、トライアングルロゴを胸元にあしらった白いタンクトップが注目を集めた。シアーなドレスやペンシルスカートと合わせ、フェミニンなムードを演出。スポーティなアイテムも、スタイリング次第でイヴニングスタイルへと変貌する。
2022-23年秋冬コレクショントレンド特集
01: スパイシーな「見せブラ・コルセット」
02: リュクスな「進化系ライダース」
03: 「ネオンカラー」でパワーチャージ
04: レギンス感覚の「限界突破ブーツ」
05: 色使いも快活な「ウルトラスポーティ」
06: プロポーションを再構築する「ビッグアウター」
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