中四国の人気スタッフも駆けつけてショーに参加し盛り上げた
アイジーエーは今期(23年2月期)、「アクシーズファム」が20周年を迎えたのを機に、全国でファッションショーを実施し、地域に根差した店舗運営やファンとのつながりを強めている。
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五十嵐昭順社長は「回を重ねるごとに地域を巻き込んだイベントとなっており、幅広い年代の人が参加し笑顔が見られた。来年も続けていきたい」と語った。3月から始まり全国9カ所で開催、現在は来年のスケジュールを計画中だ。
ショーはイオンモールの京都桂川や白山、大高、福岡、倉敷に加え、有明ガーデン、池袋のサンシャインシティ、埼玉県越谷市のイオンレイクタウン、創業の地の福井県越前市で実施。最後となった12月4日はイオンモール倉敷で、客参加型と地域との取り組みを目標に地元の倉敷ファッションカレッジとも取り組んだ。在学生及び卒業生は「アクシーズファムが掲げるダイバーシティー(多様性)ファッション」と「倉敷の特産品であるデニム×アクシーズファム」をテーマにしたコーディネートでショーに参加。デニムは児島の「ベティスミス」の協力で、倉敷ならではのコーディネートでショーを盛り上げた。
ショーには会場のイオンモールやほかのテナントスタッフも参加するなど、「アクシーズファムを通して、ファンやSC、地域の人と全員で作り上げるショーとなった」としている。また、アイジーエーの広島や高松、高知の人気スタッフも駆け付けて、客とのコミュニケーションも深めた。ほかにもイラストが得意のスタッフは参加スタッフをキャラクター化したフォトプロップスの作成や店内演出POP(店頭広告)作りなどを行い、社員全員でイベントを作り上げている。
前回の越前市のショーでも初めて地元学生との協業作品を披露し、市職員や在住のブラジル人、地元のLGBTQ(性的少数者)団体などが参加し、地域とのつながりをより深めたイベントとなった。ブランドを強くし、ファンを作るには「地域に根差した店舗運営が必要で、取り組みを通してお客様になくてはならない存在になっていきたい」と考えている。
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