エンプロイヤーブランディングとは「職場としての企業の魅力度」を表していますが、従業員が働くオフィス環境も採用に導く一因として重要視されています。なぜなら、働き方改革やコロナ禍によって働くことに対する意識改革が起きているから。では令和時代のビジネスパーソンたちは、どのようなオフィスを提供している企業に魅力を感じているのでしょうか。そこで本記事では、エンプロイヤーブランディングにおける快適な職場環境の役割について詳しくご紹介します。
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エンプロイヤーブランディングとしてオフィスは、採用へと導く一因
オフィス環境に関してストレスを感じている日本のビジネスパーソンは、少なくありません。厚生労働省による調査でも、半分にも当たる労働者が職場環境にストレスを感じているという結果が。高いストレスは業務効率の低下や、会社の生産性にも影響を及ぼします。そのため、職場環境を改善し、少しでも従業員のストレスを軽減する取り組みが必要とされているのです。つまりエンプロイヤーブランディングにおける快適な職場環境の提示とは、「働く価値のある職場」として企業のイメージを示し、採用に前向きな効果をもたらすことにつながります。従業員が働くオフィス環境を整えることは、エンプロイヤーブランディングを成功させるための一つの要因と言えるでしょう。
そもそも従業員が働くオフィス環境がなぜ重要なのか?
オフィス環境は従業員の健康状況にも直結すると言われています。つまりオフィス環境が良ければ、業務効率向上につながり、従業員の健康状態が悪ければ業務効率が下がる可能性があります。
また働きやすく快適なオフィスは従業員の愛社精神が育まれやすいとも言われ、なをかつ従業員目線に立ってオフィス環境を整えると、大切にされていると感じやすいため、愛着心をもつ従業員が増えることが期待できます。
快適かつおしゃれなオフィスは、気分も上がり仕事へのやる気が出るというわけです。
オフィスの在り方が変わりつつある近年
コロナ禍におけるリモートワーク推奨の時代から、ハイブリッド型の「新しい働き方」へ移行しているいま。対面でのコミュニケーションも重要視され、出社とリモートワークを半分とする働きかたを提唱する企業も多くなってきています。
そのため、新しい働き方や洞察を反映する形のオフィス作りが重要とされているのです。
また合わせて環境への取り組みは企業の責務と考えられるようになってきているため、オフィスのエコ化を同時に導入する企業も増加しています。
優れたオフィスには企業価値を高める力がある
オフィスのデザインにこだわることで、外部からの評価も変化します。オフィスを通じて企業のビジョンを示し、企業価値を伝えることも可能なのです。
また同時に社員の帰属意識を高めることも。社に対する愛着や帰属意識を育てるインナーブランディングにも有効と言えるでしょう。
デザイン性が高く、使いやすいオフィスはモチベーションアップ、敷いては社員の満足度が高まることで、生産性向上や離職率低下などの効果も期待できます。
注目されるオフィス・各社の取組みを見ていこう
次は、ハイブリッド勤務を前提に作られたオフィスをご紹介します。オフィスデザインを検討する際に参考になる事例とも言えるでしょう。ぜひその魅力を探ってみてください。
日本ロレアル:新宿本社オフィス
ハイブリッド勤務を前提とし、地球環境と社員の持続可能性に配慮した新オフィスを開始した日本ロレアル。各職務に適した業務スペースを配置し、デジタル時代に対応したライブストリーミング専用も新設し、初となる大規模なリニューアルを行いました。
オフィスのコンセプトは「縁-EN-」。日本という国をベースに、皆が「縁」でつながれる場所にしたいという想いがこのオフィスに込められているそうです。
内装には春夏秋冬という四季がデザインテーマで使われ、日本のものづくり魂を大切にした家具や装飾を使用。日本の美を余すことなく取り入れています。
またサステイナビリティを重視したデザインにも注目。アップサイクルした自社製品を、シェード、タイル、塗料や照明などに活用しています。
地球環境と社員の持続可能性に配慮したオフィスだと注目を集めています。
ZOZO:西千葉の本社屋
新たなシンボルとして新社屋を建設したZOZO。オフィスを構成する全てが、ユニークかつ魅力的でイノベーションに満ちた仕事場だと評価されています。
オフィスのコンセプトは「想像と創造の行き交う街、西千葉」。”オフィスらしくない”地域に溶け込む外観デザインで、街と共に成長するオフィスを目指しています。執務スペースにある開放的で大きな窓や、美術館のような会議室など、その特徴はどれをとってもユニーク。ファッションとも親和性が高いアート作品によって、社員にインスピレーションをもたらすことを期待しているそうです。
日本Microsoft:本社オフィス
https://youtu.be/boiRXRbnEhk
日本マイクロソフトも、2007 年に開始した在宅勤務制度を皮切りに、本格的な働き方改革に着手。その一つが本社の改装とも言われ、新しい価値を創造し生産性を高めるオフィスとして注目されています。 「瞑想ルーム」や「仮眠ルーム」と言った「デジタルデトックスルーム」を完備し、社員が頭や心の休息を取れるようにしています。
また社員同士の交流を促進するトレーニング器具を設置した「アクティビティルーム」も増設。在宅勤務時の生活リズムを崩さず、出社しても自宅と同じような働き方をできるような環境を整備しています。
Sansan:本社オフィス
Sansanは、事業成長のために人材の確保を命題とした採用に特化した新エリアを、本社オフィスに開設しました。会議室は11部屋あり、今後オフラインでの採用説明会や研修が可能になった際に利用することを想定しています。
また同時にオフィスとリモートワークを掛け合わせた新たな勤務形態の運用開始も開始しています。
この新エリアの開設により採用活動を加速させ、事業成長を後押ししたオフィスだと評価されています。
NESTBOWL池松が選ぶ注目のオフィス:Snowpeak本社
池松コメント:いままで多くのオフィスを訪問しましたが、広大な敷地に建つSnowpeakの本社に感銘を受けました!広い空間にオフィスと自然が共存し、自然との付き合い方も実に巧みです。世界に通用するアイデアが生まれるのも納得の職場環境と言えるでしょう。この環境が世界で愛される商品作りにも反映されているのだと感じました。
まとめ
優れたオフィスは、企業イメージや社員のモチベーションにも影響を与える重要なもの。さまざまな事例を参考にしながら、エンプロイヤーブランディングを高めるオフィス作りを検討してみてはいかがでしょうか。採用の機会を増やす効果的な施策の一つとなることでしょう。
採用にはエンプロイヤーブランディングが重要な鍵です。企業の魅力を発信するエンプロイヤーブランディングの活動をサポートし、効果的な情報の発信を通じて企業間ビジネスマッチングの機会も創出するNESTBOWLにぜひお任せ下さい。お問い合わせはこちらから。
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