「エルメス（HERMES）」は10月27日、中国・上海の商業施設「前灘太古里（Taikoo Li Qiantan）」に新店舗「上海前灘太古里店」をオープンした。「上海メゾン店」「上海IFC店」「上海恒隆広場店（プラザ66）」に続いて上海では4店舗目となる。内装は、パリの建築事務所のRDAIが手掛けた。「エルメス」は、中国において北京や重慶、杭州、武官、大連といった主要都市に出店しており、今回の出店についても「中国に対するエルメスの信頼の証」としている。

　2021年秋に開業した「前灘太古里」は、総面積約12万平方メートルの大型商業施設で、上海の新たなランドマークとして注目されている。「ルイ・ヴィトン（Louis Vuitton）」や「グッチ（GUCCI）」「ディオール（Dior）」「カルティエ（Cartier）」などが出店しており、「蔦屋書店」は2880平方メートルの売場面積の店舗を出店している。

　「エルメス」には現在、16のメチエ（部門）があるが、「上海前灘太古里店」には2つのオーダーメイド専用のフロアがあり、すべてのメチエが展示される。店内階段には、上海出身でフランスを拠点に活動するアーティストのスオ ユアン ワン（Suo Yuan Wang）の作品が飾られており、さらに足下の床はこのエリアへの敬意を表して地元産の石で仕上げられている。

　■「エルメス 前灘太古里店（Taikoo Li Qiantan）」概要
住所：中国 SHANGHAI G/F, TAIKOO LI QIANTAN, 500 DONGYU ROAD, 200041
電話：86 (0)21 5886 8980

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