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繊研plus旭化成とTIS(東京、岡本安史社長)は、偽造品発生状況を定量的に可視化できるデジタルプラットフォーム「Akliteia」(アクリティア)を構築した。これを使い、アパレル業界の皮革製品やかばんといったアイテム向けに最適化したサービスを10月から日本で始めている。
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アクリティアは偽造防止ラベル、真贋(しんがん)判定デバイス、ブロックチェーンの3要素で構成する。偽造防止ラベルは、旭化成が独自開発した1ミクロン以下の細さで描かれた微細なパターンを印刷した。このラベルを対象製品に貼り付け、旭化成の提供する真贋判定デバイスでスキャンすると、その結果がTISのブロックチェーンプラットフォームを使ったクラウドサービス「アクリティアネット」に記録される。
サプライチェーンの各拠点でスキャンすることで、都度の真贋判定ができ、真正品の数量を把握できる。
アパレル業界向けには、旭化成が偽造防止ラベルや下げ札などを提供する。ラベルは製品に縫い込むなどして実装できる。対象とする業界は順次拡大する。
今後は、23年度に個別の製品の流通状況を把握できるICタグ機能付き偽造防止ラベルによる真正品トレースサービスを国内向けに始め、24年度に海外向けの開始を目指す。
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