ブースで展示されたカサネルの商品
Image by: FASHIONSNAP
伊藤忠商事が、新たな寝具ブランド「カサネル(CASANERU)」を「第2回 サステナブル ファッション EXPO[秋]」で披露した。2023年秋冬シーズンに展開開始を目指すという。
ブランド名は、スペイン語で「家」を意味する「CASA」と、睡眠を指す「NERU」をかけ合わせた造語。伊藤忠商事はOEMなどで寝具類を手掛けているが、独自にブランドを立ち上げるのは稀だという。
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素材には、昭和46年に創業し長繊維の加工を得意とする金田繊維が石川県の協力企業と収縮加工から生地の編立、縫製まで共同で手掛けた人工中綿生地「ノミ ウォーマー(Nomi Warmer)」を採用。長繊維を複合的に特殊な技術で収縮編立加工し、その後ミルフィーユ状に何層も重ね合わせ、空気の層を作ることで、天然ダウンに匹敵する保湿性と吸放湿性を備えたほか、短繊維では実現できない高いストレッチ性を併せ持たせた。長繊維が連結しているため、天然ダウンや短繊維綿のような毛羽立ちがなく、埃が発生しにくいため、アレルギー対策としての打ち出しも視野に入れる。なお同素材はすでに特許取得済みで、2022年度の「プレミアム石川ブランド認定製品」に選出された。
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カサネルでは掛け布団のほかに、ベビー・キッズ向けの掛け布団とブランケットの展開を予定。上代価格は掛け布団で2万円前後、ベビー・キッズ向けの掛け布団とブランケットは1万円前後を計画している。
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