「ヤクルト1000」がすべて完売している自動販売機(写真:セブツー)
「ストレス緩和」「睡眠の質向上」でここ最近SNSで一気に話題となったのが「ヤクルト1000」だ。1999年に発売された「ヤクルト400」が1本につき400億個の「乳酸菌シロタ株」を含んでいるのに対し「ヤクルト1000」は1本につき1000億個もの「乳酸菌シロタ株」を含んでいる。こうした高濃度、高密度の乳酸菌が神経系に働いて質の良い睡眠をもたらすことが臨床試験で明らかになっており、「ヤクルト1000」は「ストレス緩和」「睡眠の質向上」をキーワードに2021年の4月から販売が始まった。その確かな効果に驚いた人たちが「毎日飲み始めてからよく眠れるようになった」「不眠が治った」「スッキリ起きれるようになった」などの口コミをSNSに投稿するとすぐさま話題になり試してみる人が続出。今年に入ったあたりから有名人が続々と紹介したこともあり今ではどこにいっても売り切れるほどの人気商品となった。
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こうした流行からは現代人がいかにストレスに悩まされ、より良い眠りを求めているかが伺えるだろう。人々のニーズに呼応するように睡眠ビジネスはファッション業界でも広がりを見せている。ゴールドウインが展開するブランド「ニュートラルワークス(NEUTRALWORKS)」もその一つだ。「ニュートラルワークス」は「スポーツライフスタイルで24時間過ごしたい人たちのココロとカラダをニュートラルに整える」をモットーにアパレルの販売や、パーソナルストレッチサービス、特殊器具を用いた身体状態チェックなどのサービスを展開している。2022年秋冬コレクションは睡眠やオフタイムのためのスリープコレクションを発表。ウェアはニット素材、スウェット素材、布帛素材の三種類で季節や好みによって選ぶことができる。加えてブランド初となる掛け布団とマットレス、ベッドリネン一式もコレクションにラインアップされている。寝心地に直接影響するマットレスの構造はもちろんのこと寝返りのしやすさや、布の擦れ、蒸れ、匂いなどにも配慮したこだわった素材選びで良質な眠りを提供する。
常に肌に触れている衣類が人の健康や気分を左右するということは当たり前だが、改めて衣類から睡眠を改善するという考えはまだあまり浸透していないかもしれない。質の良い睡眠を求める人たちがまだまだ減りそうにない中、睡眠ビジネスの動向に注目だ。
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