人生を楽しむ術を知り尽くした男、三宅スタンレー。人生を豊かなものにしてくれるワインと時計との出会いを求めて、いつも世界のどこかを旅している。今回から始まった連載では、三宅スタンレーがこよなく愛するワインと時計を紹介していきます。
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みなさん、初めまして。三宅スタンレーです。滞在先のサウジアラビアからこの原稿を書いてます。私のビジネスは世界を相手にしているので、1年のうちの大半は海外のどこかに滞在してます。もちろん日本が好きですから、国内で過ごすことも多いです。銀座、祇園、中洲と、社交場あればスタンリーあり!とよく言われます(笑)。さて、私が愛してやまないワインと時計について連載をスタートすることになりました。どんな思いでワインと時計をコレクションしているかをお話していきたいと思います。ワインと時計、その両者に共通するのは家族経営であり、手作りへのこだわりではないでしょうか。私のビジネスに対する考えにもどこか通じているので、これほど惹きつけられているのだと思います。そして、ワインを口に含んだ時の至福感や時計を着用した時の高揚感はなにものにも替えがたいです。私はワインと時計から人生を楽しむ術を学んでいるのかもしれませんね。
それでは、早速、私のウォッチコレクションから、ロイヤルブルーの文字盤がこの上なく美しい「パテック フィリップ」の「5327G グランド・コンプリケーション」を紹介します。「パテック フィリップ」は1839年にスイスで創業した時計ブランドで、180年以上にわたって家族経営を貫いてます。創業時から変わらずすべての時計は熟練の職人が手作りしてます。これまでに作った部品はすべて保管しているので、創業当時の時計でも修理できることは「パテック フィリップ」のブランド価値を高めている理由のひとつでしょう。この「5327G グランド・コンプリケーション」も、子どもや孫の代まで何世代にもわたって引き継いでいける、そう思うと時を刻む時計というものに悠久の時間を感じますね。
「5327G グランド・コンプリケーション」は、ロイヤルブルーの文字盤にエレガントなブレゲ数字が並び、完璧なバランスでムーンフェイズと2つのサブダイヤルが配されたデザインが気に入ってます。とにかく美しい、その一言に尽きる1本です。複雑機構を搭載した時計を「コンプリケーション」と呼びますが、275個もの部品を使用しながら、究極なまでに削ぎ落とされた「美」がもたらされていますね。風水では青色は海を表すことから、どこまでも無限に広がっていく色とも言われてますね。私の人生という航海も無限に広がっていくように、そんな思いを重ね合わせながら、この時計を私のコレクションに加えました。さて、次回は私が所有する1000本以上のワインコレクションから思い入れのある1本を紹介します。おっとその前に、次の滞在先のニューヨークに移動しなくては!それでは、みなさん、アデュー!
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