大ヒットコラボを生み出し、コラボで成功を収めるユニクロ。ユニクロのコラボレーションは、欠かさずチェックしているなんて方も多いのでは?SNSでもその話題性は高く、人気のアイテムは発売日前にチェックしておかなければ手に入れられないほど。そこで本記事では、ユニクロの過去の主要コラボを振り返って、ユニクロコラボの魅力について掘り下げます。
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ユニクロとのコラボは成功を収めている
今ではグローバル企業となったユニクロ。積極的な拡大戦略の中で、成長してきた手段の1つと言われているのが、数え切れないほどのコラボレーションだと言われています。多種多様な顧客層にアプローチできるコラボは、最も効果的なマーケティングツールであることを証明した企業かも知れません。まずはユニクロのマーケティング戦略を分析します。
ユニクロの成功事例から見るマーケティング
独自のブランディング手法により、高級感や品質を重要視するX~Y世代の取り込みに成功したユニクロ。中でも特に優れているのがインスタグラムなどのSNS媒体を活用する手法と言われています。
実店舗とオンラインショップの相乗効果を生み出す手法や、実店舗の様子、新商品の紹介を積極的にインスタグラムにアップし、その他のSNS媒体に掲載することで相乗効果を生み出しました。
またSNS媒体による情報拡散力や収集力を活用し、顧客のニーズやウォンツのすくい上げを商品開発へとつなげているのも特徴です。
ユニクロは、積極的にコラボに取り組みあらゆる有名人やキャラクター、有名デザイナー・ブランドとタッグを組み、コンスタントに消費者にインパクトを与え続けています。それによって異なる層へのアプローチが成功しています。
例えば、子どもなど若年層人気の高い相手とコラボレーションした場合、子どもや若年層ファミリー層にまでアプローチできます。また有名ブランドとのコラボとなれば、高貴でハイクラスである印象を、商品に付与することも可能です。
まさにこのことから、多種多様な顧客層にアプローチできるコラボは、最も効果的なマーケティングツールであることを証明しています。
ユニクロ過去のコラボ事例
国内外のさまざまなデザイナーとコラボし、常に消費者にインパクトを与え続けているユニクロ。ここからは、ユニクロが大成功を収めた過去のコラボ事例を見ていきましょう。
Marni(マルニ)
MARNI(マルニ)とタッグを組み、2022年5月20日に発売されたコラボはまだ記憶に新しいところ。MARNI(マルニ)は、イタリアのミラノで誕生したラグジュアリーブランドで、鮮やかなアートやプリント、さりげなく個性的なシルエットで、独特の世界観が特徴的なブランドです。
コラボのコンセプトは「斬新でありながら誰もが日々楽しめる」こと。遊び心あふれた初のコラボは、発売前からSNSで大きな反響を生みました。
実店舗では買うために整理券が必要なほどで、オンラインストアでは注目商品を中心に売り切れとなるアイテムが続出し、アクセスが集中する時間帯も発生。
今回のコラボで生まれたアイテムは、どれもMARNI(マルニ)らしい鮮やかで大胆なグラフィックパターンが際立ち、元々のMARNI(マルニ)ファンはもとより、MARNI(マルニ)を知らなかった層までを取り込むことができたコラボと言えるでしょう。
Jil Sander(ジルサンダー)
ユニクロを代表とするコラボとして有名な「+J」。ジル・サンダー氏とタッグを組んだコレクションです。
この大ヒットコラボ、ことの始まりは2009年。初めてコラボした「+J」は、目当ての来店客で週末の大型店舗は混雑しました。オンラインでも販売開始から注文が殺到し、完売商品が続出した幻のコラボと言われています。
その好評ぶりから第2章も発売されました。その後、2020年には9年ぶりに「+J」が復活したことで、2021年春夏コレクションへと続いています。
毎回発売されるごとに、公式サイトがサーバーダウンし、旗艦店を含め多くの店舗では開店前から行列ができ、開店時間を前倒しすることも発生しています。
デザイナーとしての活動を休止していたジルサンダー氏が、ユニクロと手を組むことでファッション界に復帰を果たした話題性も、大成功へと導きました。
コラボ人気で加熱し、ジルサンダーブランドネームがさらに跳ね上がったほどの相乗効果をもたらしたコラボと言えるでしょう。
Christophe Lemaire(クリストフ・ルメール)
Christophe Lemaire(クリストフ・ルメール)がユニクロと初めてコラボしたのは、2015年10月。コレクション名は「UNIQLO AND LEMAIRE」(ユニクロアンドルメール)の名称でスタートしています。
Lemaire(ルメール)は、フランス発のファッションブランドで、かつてHERMÈS(エルメス)でディレクターをしていたクリストフ・ルメールが率いる注目のブランドです。
ファーストシーズンとなったコレクションは、各国で完売したアイテムが相次ぎ、コラボ継続期間中では異例の追加生産による再販売を行うほど大人気に。数々のコラボの中で、一番幅広い客層に支持されたとも言われています。
とくに業界人の反応が良く、発売日には現地店舗に約800人が並んだのも有名な話。SNSで多数投稿が上がることから、大成功したコラボと言われています。
JW Anderson (ジェイダブリューアンダーソン)
2017年秋冬にスタートした「UNIQLO and JW ANDERSON」(ユニクロアンドジェイダブリュー アンダーソン)。
現代のファッションを率いるロンドン発のブランド、JW ANDERSON (ジェイダブリューアンダーソン)とのコラボです。
英国ファッションの定番ワードローブをベースに、大胆且つビビッド配色に代表される、JW ANDERSON (ジェイダブリューアンダーソン)ならではのデザインと、ユニクロらしい上質な素材とフィット感、機能性が見事に融合しています。
こちらも販売前から反響が高く、発売するやいなや完売が続出しました。伝統的なブリティッシュをモダンテイストにしたラインナップは、年齢やシーンを問わず活躍してくれると評判で、幅広い層から支持されています。
このコラボが高い評価を受け、JW ANDERSON (ジェイダブリューアンダーソン)を商業的にもレーベルを成功へと導き、ブランドの新しい見せ方として大成功を収めました。
NESTBOWL編集部が期待するコラボ
過去の事例を見るとどれも大ヒットした間違いないコラボで、マーケティングのお手本のようだと称賛されるコラボばかりでした。ここからは、ぜひユニクロとコラボしてほしい期待のブランドをピックアップ。実現してくれることを切に願う、コラボ先を紹介して参ります。
Sacai(サカイ)
日本のファッション業界を牽引するブランドSacai(サカイ)。近年では海外のセレクトショップには必ず置いてあるほど人気で、世界からもその動向やコレクションが注目されています。
日常的に使用するアイテム(デニムやニット)をベースに、異なる素材を組み合わせるアイテムが特徴的なブランドで、過去にはParaboot(パラブーツ)や、VANSやPORTER、Nikeとのコラボも果たしています。
そんなSacai(サカイ)のブランドコンセプトは「日常の上に成り立つデザイン」。「ライフウェア」を掲げているユニクロとの相性が良いと推測され、Sacai(サカイ)らしいシルエットを生かした可愛いアイテムが期待でき、ぜひコラボしていただきたいと切に願うところです。
Burberry(バーバリー)
イギリスのラグジュアリーブランド・Burberry(バーバリー)も、若者を中心に人気が急上昇中なので、今コラボを果たせれば大きな話題を呼ぶかも知れません。
世界一有名なチェックとも言われる「バーバリーチェック」は、トレンドに左右されないデザインゆえ、「UNIQLO AND LEMAIRE」(ユニクロアンドルメール)のように幅広い客層に支持される可能性が大。
一度は手に入れたいBurberry(バーバリー)のトレンチコートが、もしユニクロとコラボしてくれたらと、こちらも切に願います。
Loewe(ロエベ)
140年もの長い歴史を持ち、スペイン王室の御用達ブランド・Loewe(ロエベ)。
今、最も旬なブランドで、JW ANDERSON (ジェイ ダブリュー アンダーソン)とコラボをしているので可能性があるかもしれないと期待を込めてピックアップ。
近年のJW ANDERSON (ジェイ ダブリュー アンダーソン)の大きな業績と言えば、スペインの老舗ブランド「LOEWE(ロエベ)」を盛り上げたことなので、もしかしたらと期待ができます。
ファッション界をリードするブランドが、ユニクロと組むことでどんな化学反応を生み出すのか、こちらも考えるだけでワクワクします。
最近では、スタジオジブリ「千と千尋の神隠し」のコラボも果たしているので、ユニクロとのコラボも近いかもしれません。
コラボによりブランド価値をさらに高めたユニクロ
常に消費者を飽きさせないコラボを打ち出すユニクロ。どのコラボも相乗効果の高いもので、大成功を収めたマーケティング手法の一つでした。企業間コラボの可能性は無限大です。もしコラボをお考えであれば、両者のタッチポイントを作るNESTBOWLにお任せください。まずは、こちらから気軽にご相談ください。
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