マルチラグジュアリーブランド企業のケリングの2022年上半期決算が7月27日に発表になった。
それによると(1ユーロ=137円換算)
・売上高:99億3000万ユーロ(約1兆3604億円、前年比+23%)
・経常利益:28億2000万ユーロ(約3845億円、前年比+26%)
と大幅な増収増益だった。なお前年と比較可能な項目・為替レートでは、売上高は+16%増だった。増収増益の原因は値上げによるところが大きいが、コロナ禍を完全に克服して通年でも史上最高決算を更新するペースだ。
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ブランド別の売上高については
・「グッチ」:51億7300万ユーロ(約7087億円、前年比+15%、前年と同じ為替レートでの比較+8%)
・「イヴ・サンローラン」:14億8100万ユーロ(約2028億円、同+42%、同+34%)
・「ボッテガ・ヴェネタ」:8億3400万ユーロ(約1142億円、同+18%、同+13%)
・その他のブランド:19億5500万ユーロ(約2678億円、同+32%、同+29%)
またそれぞれのブランドの経常利益については
・「グッチ」:18億8600万ユーロ(約2583億円、前年比+11%)
・「イヴ・サンローラン」:4億3800万ユーロ(約600億円、同+59%)
・「ボッテガ・ヴェネタ」:1億6800万ユーロ(約230億円、同+29%)
・その他のブランド:3億3700万ユーロ(約461億円、同+71%)となっている。
特筆すべきはすでにグループ売上高の半分以上を占めるようになった「グッチ」の安定した売上高及び経常利益の増加だが、それ以上に「イヴ・サンローラン」の売上高及び経常利益での高い伸長が注目される。
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