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繊研plus日本百貨店協会が発表した全国百貨店(72社、189店)の5月売上高は、前年同月比57.8%増の3882億円で、3カ月連続のプラスとなった。前年の緊急事態宣言による休業の反動に加え、外出機会の増加で、入店客数が52.8%増えた。高額品が引き続き堅調で、コロナ禍前の19年実績を上回った。衣料品、服飾雑貨など全品目がプラスだった。19年比では、売上高が10.5%減、入店客数が21.9%減だった。高額品はラグジュアリーブランドや時計・宝飾品、美術が大きく伸ばした。衣料品は出勤の増加や行楽需要の高まりで、婦人服はブラウス、スカート、ワンピース、紳士服はスーツ、ジャケットが動いた。地区別では、全地区が前年を上回った。大都市が76.3%増、地方が22.2%増だった。大阪は前年の反動で3倍となった。
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東京地区は80.6%増の1116億円で9カ月連続のプラスとなった。入店客数は76.3%増加した。19年比では売上高が8.8%減、入店客数が25.4%減だった。衣料品は2倍、服飾雑貨が2.5倍となった。ラグジュアリーブランドや時計、宝飾品は円安、原料高などによる価格改定に伴う値上げ前の駆け込み需要があった。
6月は16日時点で前年同期比24.7%増で推移しており、19年比では7%減となった。
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