36ルックを披露した
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繊研plus「ヒロココシノ」は22年秋冬クチュールコレクションを都内で開いたランウェーショーで見せた。
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久しぶりのリアルのショーの初めに、デザイナーのコシノヒロコが話した言葉が、今回のコレクションを表す。
「コロナ禍で言葉も行動も制限されて、やせ細っていくようでした。その中で、お酒が発酵していくようにふつふつと、ちゃんとしたものを作っていかなければならない使命を感じました。フォルムの素敵さ、アーティスティックを感じてほしい。それは素材と技術の裏付けがないとできない。それを残していきたい。オートクチュールはプレタにインスピレーションを与えるもの。(ピアニスト、横山幸雄さんの生演奏による)完成されたクラシック音楽と能面のメイクも、環境として見ていただきたい。新たな挑戦です」
ショーには顧客も招いており、オートクチュールの商品はここでの受注のほか、全国の店舗などでも紹介することがある。パターンの切り替えとそのカッティング、流していても結んでいてもきっぱりとしたライン、素材が放つ迫力、手仕事。それらを身にまとうことの魅力あふれるコレクション。
(写真=加茂ヒロユキ)
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