ワコールホールディングスはグループの将来ビジョンを示す中長期経営戦略フレーム「ビジョン2030」と、25年3月期までの3カ年中期経営戦略を策定した。
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ビジョン2030の目指す姿として、「高い感性と品質で、ひとりひとりのからだとこころに、美しさと豊かさを提供し、『世界のワコールグループ』として進化・成長する」を掲げる。31年3月期の数値計画は、売上収益2700億円(23年3月期見込み2050億円)、事業利益270億円(70億円)、ROE(自己資本利益率)は10%。欧米事業を成長ドライバーと位置づける海外事業は、売上高1080億円、営業利益率10%、国内ワコールは3Dボディーデータの活用やM&A(企業の合併・買収)など非インナー事業拡大を進め、非インナー事業で売上高200億円、営業利益率10%を目指す。
ビジョン2030の実現に向けた礎を築く期間とする25年3月期までの中期経営計画では、国内事業でレリジエントな企業体質への転換とグローバル成長の加速などをコア戦略として掲げる。数値計画は、売上収益2200億円、事業利益160億円、純利益125億円、ROE6%、EPS(1株当たり利益)200円以上。
■ミッションを策定
ワコールホールディングスは、サステイナビリティー(持続可能性)経営推進に向け、「現代社会で当社グループが果たすべき社会的使命」としてミッションを策定した。ミッションは「ひとりひとりが自分らしく美しくいられるように 世の中が自信と思いやりにあふれるように からだにこころに いちばん近いところで寄り添い続けます」とした。
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