「カミング・オブ・エイジ」のオリジナルをスケールアップして展示
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繊研plus「ルイ・ヴィトン」メンズのアーティスティックディレクターだったヴァージル・アブローさんを追悼する展覧会「カミング・オブ・エイジ」が、パリ・フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(FLV)で開催された。
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カミング・オブ・エイジは19年、アブローさんのキュレーションで米ロサンゼルスのリトル・ビッグマン・ギャラリーで初めて開かれ、ニューヨーク、東京、ミラノをはじめとする大都市を巡回し、成功を収めた。アブローさんが選んだ、写真家20人による様々な社会における子供たちや若者たちを被写体にした作品を中心に構成されている。
FLVではその建築と環境を利用し、オリジナルをスケールアップした追悼展にした。アーティスト、写真家、ミュージシャンのごとく来場者が展覧会を創る一人となれるようインタラクティブに発展させ、野外にはコンサートのステージのように巨大な写真を芝生にインスタレーションしフェスティバル会場のようにした。夢を民主化させたアブローさんへオマージュを捧げる若者たちで最終日まで連日長蛇の列の展覧会だった。
(パリ=松井孝予通信員)
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